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Martin D-42 2003年製 Solid Spruce /Indian Rosewood No-Crack&Repair

Martin D-42 2003年製 Solid Spruce /Indian Rosewood No-Crack&Repair

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Martin D-42 2003年製 Solid Spruce /Indian Rosewood No-Crack&Repair w/Abalone Inlay EX+++ “Gorgeous Sound”

豪華絢爛のアバロンワークが施された最上位グレード40番台の中でも唯一のフォワードシフテッド採用のD-42モデル。20年間にて熟成された強烈なサウンドを誇る一本がニアミント手前の極上美品にて入荷致しました。

 

1833年からと約2世紀近くにも渡る永い歴史を持ち、様々なアコースティックギターブランドの中でも群を抜いてトップに君臨するMartin社。その極上のマーティンサウンドに魅せられたミュージシャンは数知れず、非常に高い人気はもはや不動のものとなっております。

 

数多くのモデルを生み出したMarin社。そのモデルの数字は本来販売卸値を示しておりましたが、1880年代にはスタイルを表す数字となりました。そのラインナップの中でも、美しいアバロンのインレイワークとレギュラーとは格差を図る厳選材にて製作される最も高価な最上位グレードの高い40番台は現在に至るまでMartin社のとしてトップに君臨します。その40番台の先駆けとして1874年に特別なオーダーにて製作開始となったStyle-42。その後1898年には42モデルの仕様が確定し、1904年にはStyle-42をベースとするStyle-45がラインナップされます。そして1931年にドレッドノートの”D”シリーズが発表され、1933年には当時のカントリーの大スター、ジーン・オートリーによって初の40番台、D-45が誕生。翌年1934年には当時のラジオ番組で人気のあったテックス・フレッチャーの為にD-42が誕生します。1995年にはレギュラーラインナップされ高い人気を誇りますが、それ以前は最高峰の材と贅沢なスペックにより高額になりすぎた為、オーダーでの製作本数は極めて少なくなっております。

 

今回ご紹介させて頂くのは、そのMartin社が誇る最上位グレード40番台の中でも、唯一のフォワードシフテッドのスキャロップドXブレイシングを採用したドレッドノートモデルD-422003年製。最上位グレードならではの最高のウッドマテリアルだけでなく、20年の歳月を以て熟成された強烈なモンスターサウンド。加えて年式を全く感じさせないニアミント手前の極上美品コンディションの一本になります。

 

まずその最上位モデルならではの豪華スペックとしては、ボディトップ材には繊細で美しい杢目を持つシトカスプルースを単板にて採用。その美しい縦のラインと併せて横方向にはクォーターフラワーライクな細かなギラつきを感じさせる素晴らしい材となっております。サイド&バックには深いコントラストと美しい木取り、強い黒のラインも入った極上のインディアンローズウッドを単板にて採用。ネックには美しい柾目取りの厳選されたマホガニーを、指板&ブリッジにはギッチリ杢目が詰まった漆黒の高級材エボニーが採用されております。そして最高峰D-45ならではの細部に渡る豪華な装飾に注目したいと思います。ボディトップ&ボディバック、ボディサイド、サウンドホール、ネックジョイントサイド~指板エンドまで施された美しいアバロンパーフリング、指板&ブリッジにはエボニー材の黒のコントラストに美しいアクセントとなる豪華なスノーフレークスインレイが彩ります。また上位40番台ならではのヘッドに施されたバーチカルロゴもアバロンにて装飾され、ゴールドチューナーや鼈甲ガードとも併せて非常に豪華極まり無いルックスとなっております。

 

ルックスや採用された素晴らしい材による豪華スペックに目を奪われますが、こちらの個体についてはルックスよりも、サウンドにこそ最上位グレード40番台たる所以があると肌で感じるモンスターサウンドを放ちます。もちろん採用された極上材の恩恵もありますが、20年の歳月によりシッカリと熟成されたサウンドは、たったワンストロークで、箱鳴りをフルに生かした強烈なボリューム、重厚感のある図太い芯、芳醇な倍音感の全てが波のように流れ込んできます。高域はアコースティクにありがちな線の細いチープなイメージは全く無く、良質な材を反映させたかの様なシッカリとメロディラインを支える強い芯を持ちながら、マーティン特有のシャリーンとした煌びやかさを感じさせます。中域は甘く優しいキャラクターながら倍音感を多く含む枯れた味わいが内部で熟成されてサウンドホールから飛び出してきます。低域はウッディなヴィブラート感を持ち、リッチな重厚感がありながら、伸びやかなサスティーンと共に空気中に溶けていくような心地よいサウンドを放ちます。また驚きは、一般的にMartinと言えばサウンドの傾向としてクセが強くバンドアンサンブルには合わないといったイメージがある中、こちらの個体に関しては、フォワードシフテッドによる恩恵のせいか、深く味わい深いベース音がハッキリと主張される事で、全体のサウンドバランスを向上、まとまったギターサウンドとして響いてくるため、ソロだけでなくバンドとしても活躍してくれる非常に優秀なサウンドを感じさせてくれます。音抜けも非常にストレートで、柔らかな甘いトーンと芯のあるソリッド感を同時に実現させたD-42モデルならではのサウンドと言えるでしょう。

 

最後にコンディションとしては、20年前の製作品ながら非常に良好なコンディションをキープしており、神経質に見渡せば浅く小さな打痕やスレがいくつか散見されますが、一見して目立つような大きなダメージは無く、塗装のツヤも美しく残っております。またありがちなクラックやクラック補修歴や、バインディングの経年収縮による剥がれや隙間も無く、サドルのみファーストオーナー様が新品時の若干下げておりますが、パーツ類は全てオリジナルのままとなっております。フレットも2弦ローフレットに僅かに部分減りが見受けられますが、そこ以外は8部山以上となっており、総合的に見て年式を考慮しニアミント手前の極上美品として表記させて頂いております。演奏面においてもネックコンディションは良好でトラスロッドの余裕もしっかりと残っております。ナット幅は約43mm、絶妙な太さの抜群のシェイピングにて、弦高は12F上にて1弦側約2.0mm6弦側約2.5mmと非常に弾き易いコンディションです。もちろんケースはオリジナルハードケースにて、Martin発行のワランティを始めとする一式が付属しております。(画像参照)

 

レギュラーラインナップされた後も、高額な最上位グレードという事もあり生産本数自体少なくなっておりますが、中古相場としては使用感の強い個体、クラック補修等の木部リペア歴やPU増設のある個体でも6070万円前後、状態の良いもので7080万円前後となっております。今回の一本については上述の通り僅かなダメージが見受けられます為、ニアミントとまではいかないものの、リペア補修歴やパーツ交換歴の無い極上美品コンディションにつき、適正価格としては70万円オーバーは当然の一本ながら、こちら前所有者様からのご厚意もあり、相場を大きく下回る非常にお値打ちな特別価格にてご案内をさせて頂く事となりました。流通数が少ないからこそサウンドが良く状態も良い個体を探すのは非常に困難を極めますので、お探しだった方はもちろん、お気になりました方は是非このチャンスをお見逃しなく。

 

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JR西川口駅より徒歩1分の好立地&フロア総面積約130㎡。ゆったりとした落ち着きのある販売スペース&試奏スペース、様々なご要望にお応えする設備の整ったリペアスペース、そして商品の状態管理を徹底した在庫スペースを個別におくことで、ワンランク上のショップとして生まれ変わりました。試奏環境はクリーンアンプからドライブアンプまで様々なアンプをご用意し、またリペアマンが常勤しており、ご購入時のお好みのセットアップや充実したアフターフォロー体制を完備致しております。

 

Antique”では他には無いサウンドを追及し、ヴィンテージギター、ハイエンドギターを中心としたラインナップで、みなさまの一生に残る大切なギター探しのお手伝いが出来ればと思っております。FenderGibsonRickenbackerEpiphoneGretschなどのヴィンテージギター、Paul Reed SmithSuhrTom AndersonJames Tylerなどのハイエンドギター、特別なビルダーによる唯一無二のギターを揃え、皆様にとっての特別なショップになれるよう日々成長していきたいと思います。

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