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Martin D-45 2003年製 Natural / Sitka Spruce & Indian Rosewood No-Crack

Martin D-45 2003年製 Natural / Sitka Spruce & Indian Rosewood No-Crack

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Martin D-45 2003年製 Natural / Sitka Spruce & Indian Rosewood No-Crack EX++ “Aging Monster Sound”

Martin社が誇る最上位モデルD-45。最高峰のウッドマテリアルと豪華な装飾による唯一無二のルックスだけでなく、サウンド面でも最上位の名に相応しいモンスターサウンドを放つ一本が入荷致しました。

 

1833年からと約2世紀近くにも渡る永い歴史を持ち、様々なアコースティックギターブランドの中でも群を抜いてトップに君臨するMartin社。その極上のマーティンサウンドに魅せられたミュージシャンは数知れず、非常に高い人気はもはや不動のものとなっております。

数多くのモデルを生み出したMarin社。そのモデルの数字は本来”販売卸値”を示しておりましたが、1880年代にはスタイルを表す数字となりました。そのラインナップの中でも最も高価かつグレードの高い40番台は1898年に仕様が確定し、1904年にはStyle-45にラインナップされます。そして1931年にドレッドノートの”D”シリーズが発表され、1933年には当時のカントリーの大スター、Gene Autryによって初の40番台、D-45が誕生しました。その後レギュラーラインナップに並びますが、最高峰の材と贅沢なスペックにより高額になりすぎた為、1942年までに僅か91本しか生産されず、再生産を開始した1968年以降も、高嶺の花として多くのギタリスト達の”夢”のギターとして最高峰に君臨してきました。

今回ご紹介させて頂く一本は、ギタープレイヤーであれば一度は手にしたいと願うMartin社ドレッドノートモデルの最高峰D-45モデルの2003年製。最上位モデルならではの最高のウッドマテリアルだけでなく、20年の歳月を以て熟成されたモンスターサウンドを放つ極上の一本になります。

まずその最上位モデルならではの豪華スペックとしては、ボディトップ材には繊細で美しい杢目を持つシトカスプルースを採用。この時期のD-45には珍しく薄っすらながらベアクロウの様なフィギュアドも確認出来ます。サイド&バックには杢目が美しくコントラストの強いハカランダライクな極上のインディアンローズウッドを採用。こちらも薄っすらながら横方向にフィギュアドが感じられます。ネックには美しい柾目取りの厳選されたマホガニーを、指板&ブリッジにはギッチリ杢目が詰まった漆黒の高級材エボニーが採用されております。そして最高峰D-45ならではの細部に渡る豪華な装飾に注目したいと思います。ボディトップ&ボディバック、ボディサイド、サウンドホール、ネックジョイントサイド~指板エンドまで施された美しいアバロンパーフリング、指板にもラミネートアバロンによるヘキサゴンインレイ、ヘッドはインパクト抜群のアバロン・バーチカルロゴ、ブリッジピンにもアバロンドットが施されております。ピックガードはブラックガード、Martinロゴの入ったゴールドチューナーが採用されている点も豪華さを演出してくれます。

ルックスや採用された素晴らしい材による豪華スペックに目を奪われますが、こちらの個体についてはルックスよりも、サウンドにこそ”最上位モデル”たる所以があると肌で感じるモンスターサウンドを放ちます。もちろん採用された極上材の恩恵もありますが、20年の歳月によりシッカリと熟成されたサウンドは、たったワンストロークで、箱鳴りをフルに生かした強烈なボリューム、重厚感のある図太い芯、芳醇な倍音感の全てが波のように流れ込んできます。高域はアコースティクにありがちな線の細いチープなイメージは全く無く、良質な材を反映させたかの様なシッカリとメロディラインを支える強い芯を持ちながら、マーティン特有のシャリーンとした煌びやかさを感じさせます。中域は甘く優しいキャラクターながら倍音感を多く含む枯れた味わいが内部で熟成されてサウンドホールから飛び出してきます。低域はウッディなヴィブラート感を持ち、リッチな重厚感がありながら、伸びやかなサスティーンと共に空気中に溶けていくような心地よいサウンドを放ちます。また驚きは、一般的にMartinと言えばサウンドの傾向としてクセが強くバンドアンサンブルには合わないといったイメージがある中、こちらの個体に関しては、とんでもなく全体のサウンドバランスが良く、まとまったギターサウンドとして響いてくるため、ソロだけでなくバンドとしても活躍してくれる非常に優秀なサウンドを感じさせてくれます。柔らかな甘いトーンと芯のあるソリッド感を同時に実現させた流石Martin最高峰だと十二分に実感頂ける極上のサウンドと言えるでしょう。

最後にコンディションとしては、ピッキングスクラッチやスレがいくつか見受けられ、しっかりと弾き込まれてきた事が伺えながら、非常に大切にされてきた事が伺える極上美品コンディションをキープ。ダメージ呼ぶには忍びないレベルの極小・極浅の打痕がボディトップ下部にございますが、その他大きな当て傷等は無く、ありがちなバインディングのクラックや打痕、木部クラックや補修歴もございません。ピックガードを70年代のD-45を意識しブラックピックガードに変更されています。パーツ&塗装に若干経年劣化や薄っすら焼けが見られるものの、ヴィンテージにも共通する貫禄のある渋いルックスとしてプラスに感じられます。演奏面としてはネックコンディションは良好でトラスロッドの余裕もしっかりと残っており、フレットも僅かな部分減りこそ見受けられますが、現状7~8部山といったところです。付属品としてはエンドピン、貼り付けタイプの鼈甲柄ガード、その他一式が付属致します。(画像参照)ケースも勿論オリジナルのハードケースが付属致します。

今も昔も不変の人気にてMartin社のトップに君臨するD-45モデル。今年Martin社では価格の改定よりD-45だけでなく殆どのモデルが値上がりし、また昨今の凄まじい円安の影響を大きく受け、中古相場も軒並み高騰を続けております。同モデルの相場感としては110~120万円前後となる中、現在販売されている殆どが2010年以降の近年製作品につき、今回の一本は経年によるサウンドの違いも顕著に感じて頂けるかと思います。今回こちらファーストオーナー様からの放出品となりますが、是非プレイヤーの方に手にして頂きたいというご希望より、非常にお値打ちな価格にてご案内させて頂く事となりましたので、お探しだった方はもちろん、お気になりました方は是非一度お手に取ってご試奏頂ければと思います。

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