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Matchless Clubman '35 Head Amp 1993年製 Burgundy / 115V Full-Original

Matchless Clubman '35 Head Amp 1993年製 Burgundy / 115V Full-Original

¥0価格

Matchless Clubman '35 Head Amp 1993年製 Burgundy / 115V Full-Original #C1666 "First Year & Mark Sampson Era"

 

DC-30と並ぶフラッグシップモデルClubman ‘35。マークサンプソン在籍時の発表初年度品。島村楽器買い付けの本国115V仕様の一台がフルオリジナルコンディションにて入荷致しました。

 

チューブアンプの中でも名機中の名機との評判高いMatchless。そのマッチレスの名を世に広げたといっても過言ではないフラッグシップモデルDC-30。その中でも特にクオリティが高く別格とされるマーク・サンプソン在籍時による通称”Sampson Era”。1992年まではコンボタイプのDC-30やヘッドタイプのHC-30等のC-30シリーズのラインナップのみでしたが、1993年に製作工場の移転・拡大に伴いラインナップの増強がされました。

1993年に発表されたDC-30と並ぶフラッグシップモデルClubman ‘35。今までのC-30シリーズと比べて、出力(ワッテージ)を30Wから35Wへとアップしただけでなく、それに伴いパワー管もEL-84からEL-34へ変更されます。またデュアルチャンネル仕様ではなくシングルチャンネル仕様となっている点も特徴に挙げられます。※1992年以前のラインナップについては85W&EL34管のC-85シリーズが僅かながら製作されております。

今回ご紹介させて頂くのは、マークサンプソン在籍時かつClubman ‘35の初年度製作品。当時島村楽器が買い付けした本国115V仕様かつ、真空管以外は全て当時から変更無しのフルオリジナル品になります。

まずそのスペック&サウンドの特徴としては、クラスA回路によるEL34管2本から出力されるパワーチューブサチュレーションサウンドが特徴的です。チューブチャートとしてはパワー管はEL34×2、プリ管はEF86/6267、12AX7×2 整流管は5AR4(GZ34)となりますが、同時期にプリ管が6SH7、6AT6、12AX7のレイアウトのモデルもございますが、6SH7と6AT6は生産中止となった型番につき、安定した供給・在庫の確保が困難になる事よりC-30シリーズのチャンネル2にも採用されていたEF86管が主流となります。前面パネルにはVOLUME、BASS、TREBLE、BRILLIANCE、MASTERのコントロール、背面パネルにはエフェクトのSEND、RETURN、スピーカーアウトは16Ω、8Ω、4Ω、電源ケーブルは着脱式となっております。また初期仕様となる斜めに面取りされたエンボス加工&バックライトのロゴプレート、モデル名のバックライトはClubman '35が最初のモデルとなります。その他としては、出力トランス&チョークトランスはC-30シリーズ同様にて、電源トランスのみEL34に対応する高電圧仕様を搭載。もちろんPoint to Point配線にて、トランスは紙ボビン&紙巻きの手間のかかる特注仕様、B.M.I製の電解コンデンサーやDale製のRS-10抵抗、Allen Bradley製の1W-2W カーボンコンポジット抵抗、Mallory カップリングコンデンサー等々、高品質なパーツが惜しげもなく採用され、またワイヤリングの取り回し等、キレイなレイアウトが確認出来ます。デイティングとしては、シリアルナンバーはC1666、出力トランスはWTI 9356、電源トランスは5-25-93、チョークトランスはWTI 9355、ポットデイトは9249、シャーシデイトはALC 6-22-93となっております。バックパネルにはブライトインターナショナルの記載は無く、島村楽器株式会社の輸入商品シール(定格出力35W、定格電圧120V、定格周波数60Hz)が貼られております。

また気になるサウンド面として、こちらの一台に関しては、別格とされるマークサンプソン在籍時&初年度製作品というだけでなく、当時の島村楽器がマークサンプソンの意図するサウンドを崩さぬよう、ブライトインターナショナルを通しての100V仕様ではなく、本国オリジナルスペックとなる115V(±5にて110~120V)仕様にて買い付けた他とは一線を画す極上のブリティッシュサウンドが味わえる一台。ヴィンテージMarshallを始め1960年代後期の多くのブリティッシュアンプに搭載されるEL34管ですが、より高めの電圧でドライブされ、EL84管よりも少し高めの出力を放ちます。サウンドキャラクターとしても、骨太でジューシーでありながらローエンドはソフト、高音域はシズル感があり、厚みのあるミッドレンジは歪み始めると代表的なクリスピーなクランチ・トーンを得ることができます。こちら115V(110~120V)仕様につき、そのまま国内の100V電源でもご使用頂けますが、サウンドに拘る方であれば是非ステップアップトランスをご使用頂いて、マーク・サンプソンの求めたサウンドをお愉しみ頂ければと思います。

全体的なコンディションとしては、年式相応の細かなダメージや汚れがいくつか見受けられ、フロントパネルにクラックがいくつか確認出来るものの、30年前の一台ということを考慮すれば美品とまではいかなくとも状態良好にて、また演奏面でも現状としてガリや真空管のヘタリも感じられず、即戦力として活躍してくれる一台となっております。交換されがちなハンドルもオリジナル、その他真空管を除いて当時から変更点無のフルオリジナル品。オリジナルの電源ケーブルが付属致します。

多くのプロギタリスト達の愛用でも知られる名機Matchless。特にサンプソン期の製作品は別格とされ、年々高騰を続けております。DC-30と比べても極端に市場流通の少ないレアなClubman ‘35モデルの相場として、5年前以前ですと25~35万円前後でしたが、最近では個人売買で50万円弱での販売歴が確認出来ます。今回の一台については、非常に希少なサンプソン期&初年度製作品に加え、不完全品とされていた6SH7、6AT6搭載モデルから実戦的なEF86搭載仕様へとバージョンアップ直後かつ、”本物”のサウンドである115V仕様となる他とは完全に一線を画す一台です。こちら適正価格としては50万円オーバー当然となりますが、前所有者様からのご厚意もあり、相場を大きく下回る非常にお値打ちな特別価格にてご案内させて頂く事となりました。お値打ち感もそうですが、今では市場に出回る事も本当に無くなってしまったレアモデルにつき、お探しだった方はもちろん、お気になりました方は是非この大チャンスをお見逃しなく。

~本体サイズ~
幅53cm 奥行き27cm 高さ22cm
重量:約18kg(電源ケーブル含まず)

◆◇Guitar Shop “Antique”◇◆
JR西川口駅より徒歩1分の好立地&フロア総面積約130㎡。ゆったりとした落ち着きのある販売スペース&試奏スペース、様々なご要望にお応えする設備の整ったリペアスペース、そして商品の状態管理を徹底した在庫スペースを個別におくことで、ワンランク上のショップとして生まれ変わりました。試奏環境はクリーンアンプからドライブアンプまで様々なアンプをご用意し、またリペアマンが常勤しており、ご購入時のお好みのセットアップや充実したアフターフォロー体制を完備致しております。

 

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