Matchless DC-30 1993年製 Black 117V P-Handle & Emboss Logo w/ Tour Case
Matchless DC-30 1993年製 Black 117V P-Handle & Emboss Logo w/ Tour Case “Custom Color & Full-Original”
超稀少なカスタムカラー＆プラハンとなる1993年製DC-30。サウンドに定評のある117V＆1990～1991年仕様の電源トランス。フルオリジナル＆ツアーケース付属の一台が極上美品コンディションにて入荷致しました。
チューブアンプの中でも名器中の名器との評判高いMatchless。そのマッチレスの名を世に広げたといっても過言ではないフラッグシップモデルDC-30。その中でも1990～1997年頃のマーク・サンプソン在籍時の製作品は、以降のモデルとは別格とされる高いサウンドクオリティにて衰える事の無い人気を誇ります。
サンプソン在籍時中でも特に評価の高い1991～1993年のプラスティックハンドル＆エンボスロゴの最初期DC-30。また1993年から発表されたカスタムカラーが発表されます。（以前は全てGray）また1993年からはブライトインターナショナルが輸入代理店となった年でもあり、ブライト経由のDC-30は新たに発注された100V仕様の電源トランスが採用されるようになります。
今回ご紹介させて頂くのは、僅か数ヶ月しか製作されなかったカスタムカラーかつプラハン期の1993年製DC-30。加えて国内流通が極端に少なく、サウンド面でも”別格”と高い評価を受ける本国アメリカ仕様となる117V仕様。更には1990～1991年のモデルに搭載された電源トランス『WTI 9357』が搭載された激レアスペック。消耗品となる真空管を除いてはハンダバージンのフルオリジナル、専用サイズにて製作されたツアーケース付属の一台となります。
まずそのスペックとしては、サウンド面として評価の高いUSAスペックの117V仕様。もちろんPoint To Point配線。パワー管はEL84×4、チャンネル1にはECC83のプリ管を使用した1964年製のVOX AC-30 Top Boostを基本とします。チャンネル2にはEF86のプリ管を使用し1959年製のVOX AC-30 EF86が基本となります。またMaster Volumeのバイパス時（コントロールのPush⇔Pullで切替え）または大音量時に使うカットコントロールを搭載し、元となるAC-30と比較しても使用環境によってVolumeでサウンドメイクが可能となっております。スピーカーはMatchless特注のCelestionスピーカー×2を搭載し、右側が25W出力、左側が30W出力と異なります。電源トランスには最初期となる1990～1991年のDC-30に搭載されたモデルと同じ『WTI9357』の型番のトランスが採用されております。カラーは1993年からスタートしたカスタムカラーの中でも特に高い人気を誇るブラックトーレックス。また1993年までの仕様としてプラスティックハンドル＆エンボスロゴの入ったブランドロゴ、サランネットも1993年までの初期仕様となっております。DC-30の使用で有名なChar氏の個体も1991～1993年の異なるデイトのパーツによって組み上げられている事は有名ですが、こちらもキャビネット＆スピーカーは1993年、シャーシは1992年（シャーシデイトはありませんが、ポットデイトは1992年）、電源トランスは1991年仕様と、それぞれのパーツの製作年は異なりますが、こちらにてオリジナル出荷された一台となっております。
そして気になるサウンド面ですが、今まで何台かサンプソン期のDC-30を取り扱ってきましたが、その中でも別格と言える極上のブリティッシュサウンドをアウトプット致します。やはり本国117V仕様という点が大きく、この時期ならではのトーンはより芳醇に、身体の芯まで震わせる音圧は流石としか言いようがありません。またピッキングレスポンスが非常に高く、個々のクセやニュアンスがとても気持ちの良い形でアウトプットされます。ブライト経由の100V品と比較しても、倍音感＆音圧感が顕著にアップしており、これこそが多くの有名な海外ギタリスト達が愛用し、サンプソン氏が目指した本物のマッチレスサウンドだと断言出来るでしょう。
状態としては、細かな小傷やスレ程度の軽微なダメージ、金属パーツに多少の経年劣化が見受けられるものの、特筆するような大きなダメージは無く、ロゴプレートには新品時の保護シールも残っております。この時期ありがちなハンドル破損＆交換も無く、ゴム足の状態も良く、フルオリジナル品に加え28年前の一台という事を考慮すればニアミントと言っても過言では無い素晴らしいコンディションですが、控えめに極上美品として表記させて頂きます。付属品としては3芯電源ケーブル（入力側はアースのピンが無く、通常の国内コンセントにて使用可）、専用サイズにて製作されたツアーケースが付属致します。またこちらの一台につきましてはアメリカのプロミュージシャンがファーストオーナーとなる放出品との事で前所有者様が購入されております。（レター等が有りません為、こちらでは断定致しかねてしまいます。）
今も昔も変わらない高い人気を誇るサンプソン在籍時のDC-30ですが、初期のプラハン期については、レギュラーカラーとなるグレイ・トーレックス＆100V仕様の個体ですら70～90万円、1994年以降のモデルでも50～60万円前後と相場が下がることを知りません。今回、極端に製作数が少ない本国117Ｖ仕様＆プラハン期のカスタムカラー。適正価格としては3桁前後でもおかしくない程の超稀少な一台ではありますが、まさに破格のスペシャルプライスにてご案内させて頂く事となりました。ブティックアンプの最高峰Matchless DC-30の中でも極めて稀少かつ他とは一線を画す極上サウンドを持った一台となりますので、お気になりました方は是非この大チャンスをお見逃しなく。
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