MUSIC MAN EVH Signature 1991年製 Trans Blue Full-Original
国内に初めて正規輸入品として入荷した5本の内の1本。スチールブロック仕様の最初期スペックの極上品が入荷。稀少なワンオフ製作のビッグブラスブロックが付属します。
エレキギター界の重鎮Fender社の創業者となるご存じレオ・フェンダー。1965年にFender社はCBS社に売却されますが、この件で彼の一技術者としての熱が冷めた訳では無く、ギタークリエイターとして新製品を開発したいという熱い気持ちから、1972年にレオ・フェンダー、トム・ウォーカーをはじめとするFender関係者によってMUSICMANブランドを立ち上げます。その後アンプを発表してはエリッククラプトンが使用、ギターを発表してはキース・リチャーズが使用するなど、流石レオ・フェンダーと感じさせる手腕を振るいます。
中でもブランドを一躍世界のスタンダードレベルまで引き上げたのは、エディ・ヴァン・ヘイレンのシグネイチャーモデル”EVH”によるものではないでしょうか。実際にエディがMUSICMAN社と契約を結んでいたのは1991~1995年の僅か5年程ですが、その高い人気より、以降は後継機種や派生モデルがいくつも発表されました。
今回ご紹介させて頂く一本はそのEVHモデル初年度生産品。エディ本人は勿論、エアロスミスのブラッド・ウィットフォードやB’zのTAK MATSUMOTOなど多くの大物ギタリストにも愛用されるモデルですが、こちらは初年度1991年当時国内に正規輸入品として入荷した5本の内の1本となる超稀少な逸品。フロイドローズユニットの中にスチールブロックが採用された最初期スペックとなります。
まずその仕様としましては、キルトメイプルトップに杢目を生かすシースルーのトランスブルーフィニッシュ。ボディバックにはバスウッド、ネックにはバーズアイとフレイムの混在するフィギュアドの貼りメイプルネック、ヘッドはサインデカール&ボディトップ同様のマッチングスタイル、その他としては最初期のみの仕様となるスチールブロックのフロイドローズトレモロ(MUSIC MANオリジナル)&ロックナット、シャーラーチューナー、独自のヒールレス加工、ロックタイプのストラップピンなどが挙げられます。
またサウンド面においてもディマジオ社が本モデル専用に製作した非売品のオリジナルEVHカスタムピックアップを搭載。後継機種にもこちらのピックアップが搭載されましたが、初期のUSAメイドのみ2芯のマイナスネジとなります。サウンドの傾向としては、以降のモデルとは完全に別格で、26年の歳月によってエイジングされたヴィンテージライクなトーンが加味され、まさに本人同様の唯一無二へのサウンドへと昇華されております。クリーン時には澄み切った美しいトーンの中にも味わい深い倍音感を感じさせる煌びやかなトーンを奏で、ドライブ時にはエッジ感をシッカリと感じさせる切れ味鋭いディストーションサウンドが魅力となっております。後継機種のAXISやAXIS EXと比較しても音のコシがシッカリしており、ローミッドの粘りも完全に別格です。
そして状態としては、本モデル特有のメイプルネックの汚れこそ見受けられますが、その他ボディ等は比較的コンディションが良く、経年によるスレ・打痕の小傷程度はあるものの、年式を考慮すれば美品と呼べる状態をキープしております。またパーツ類は全て出荷時のオリジナルをキープしたフルオリジナルコンディション。バックパネルのみ欠損しております。ケースも当時のオリジナルとなるブラックトーレックスケース。加えて当時のチェックシートが付属致します。(チェックシートには1996年の記載がありますが、ボディデイト、ネックデイト、ポットデイト全てが1991年となる為、またこちら国内においても有名な一本の為、1991年製と記載させて頂いております。)その他付属品としては、こちらのモデルの為にワンオフで製作したボディザグリにベタ付けタイプの非常に稀少なビッグブラスブロック(GOTHO製)が付属致します。プレイコンディションとしてもネックの状態も良く、トラスの余裕も充分に残っており、フレットも約7部山ほどで、即戦力コンディションとなっております。
後年とは別格とされる最初期1991年に生産された一本。加えて正規輸入品として5本しか国内に入荷しなかった中の一本。エディファンには堪らない超稀少なコレクタブルアイテムです。スチールブロック期の最初期品に関しては40万円前後で取引されることもありますが、その中でも更に稀少な一本に関わらず、大特価にてご案内させて頂きますので、お探しだった方は是非この機会をお見逃しなく。