Musicman Sabre Bass 1979年製 Sunburst Full-Original except Screw & Case

アクティブベースの王道StingRayのグレードアップモデルSable。最初期生産の1979年製ヴィンテージが入荷致しました。
 
エレキギター界の重鎮Fender社の創業者となるご存じレオ・フェンダー。1965年にFender社はCBS社に売却されますが、この件で彼の一技術者としての熱が冷めた訳では無く、ギタークリエイターとして新製品を開発したいという熱い気持ちから、1972年にレオ・フェンダー、トム・ウォーカーをはじめとするFender関係者によってMUSICMANブランドを立ち上げます。その後アンプを発表してはエリッククラプトンが使用、ギターを発表してはキース・リチャーズが使用するなど、流石レオ・フェンダーと感じさせる手腕を振るいます。
 
今回ご紹介させて頂くのはMUSICMANベースのフラッグシップモデルとなるStingRayのデュアルハムバッキングモデルとして1978年後期に発表されたSabre Bass。こちらはPre-Ernie Ball最初期の生産品1979年製のオリジナルヴィンテージになります。
 
まず基本スペックとしてはスティングレイと同仕様になりますが、アッシュボディ、メイプルネック、3点留めジョイントプレートのボルトオン仕様がベースになります。そしてセイバーならではの仕様としてはハムバッカーを2発搭載し、コントロールにはボリューム、2バンドイコライザーの他に、ピックアップセレクター、フェイズスイッチ、トレブルブーストスイッチの3つのミニスイッチを搭載し、サウンドメイキング幅を飛躍的に向上させました。またこちらは最初期の過度期の為ブリッジミュートは無いタイプとなっております。
 
そして気になるサウンドですが、王道のアクティブベース、スティングレイを継承する唯一無二のパワフルなサウンドで、その後現在に至るまで高い人気を誇るのが身を以て実感出来ます。サウンドの傾向としてはタイトながらもヴィンテージ特有の味わい深い倍音感があり、特に中低域の力強い抜けは絶対に近年物では味わえないゴリゴリのヴィンテージサウンドです。加えてスティングレイモデルのサウンドをベースにデュアルピックアップ＆2バンドイコライザーを搭載することで成し得たサウンドメイキングはセイバーならではと言って良いでしょう。
 
また状態に関してはそれなりの使用感、小傷等は見受けられるものの、40年前のヴィンテージとしては比較的良いコンディションをキープ。このモデルにありがちなウェザーチェックは殆ど無く、美品一歩手前といった風格あるコンディションです。またパーツ類に関してはフレット＆ナットやピックアップ、ポットなどの主要パーツは全てオリジナルのままで、ネジ類が一部交換されているのとケースが近年のMUSICMAN製のハードケースへと変更されております。現状ネックコンディションは非常に良好でトラスの余裕もまだまだ残っております。フレットも6～7部山といったところで、まだまだ現役バリバリの一本となっております。出力面等にも全く問題無く、ヴィンテージながらもストレス無くお使い頂ける一本です。※1弦側サドルがYAMAHA BBに使用されていた類似形状のサドルに交換されていますがオリジナルは付属します。（イモネジ部に不具合あり）
 
MUSICMAN最初期となる1970年代のセイバーやスティングレイに関しては、国内・海外ともに常に数が出回りません。相場としても衰えることなく20万円オーバーは当たり前となっております。今回当店グランドオープンセール中につき、残り僅かな日数とはなっておりますが、このコンディションでは有り得ない大特価にてご案内させて頂きますので、お探しだった方はもちろんお気になりました方は是非この機会をお見逃しなく。