Paul Reed Smith 1987-88年製 Scarlet Red Full-Original except Knob EX++ 3.6kg

初期スイートスイッチ仕様＆極上ハカランダ指板採用のヴィンテージPRS。オリジナル度が非常に高く、退色の少ないレアカラーの一本が入荷致しました。
 
今やエレキギターメーカーの中でもFender社、Gibson社とも肩を並べるほどに高い人気を誇るPaul Reed Smith。その人気の土台となるのは、近年のような量産モデルではなく特に高い品質管理が成されていた初期PRS。そのクオリティは現行のプライベートストック以上と言われております。
 
今回ご紹介させて頂くのは、現在のPRSの高い人気を誇る礎となった初期プリファクトリー生産、Paul Rees Smith氏本人が実際に製作に携わっている時期であり、現在のモデルとは別格とされるヴィンテージPRSとも呼ばれる一本。1987-1988年製の一本となります。
 
まずそのスペックとして、ボディトップには近年のプライベートストッククラスに負けじと劣らない味のある極上のハードロックのフィギュアドフレイム・メイプルを採用。流石10Topと感じさせるインパクトの強い強烈な3Dのフィギュアドと、この時期ならではのハンドシェイプによるアーチドのカービングは、現行品とは別格の芸術的な仕上がりとなっております。またフィニッシュには1940年のアカデミー賞であり、歴史的な名作 ”風と共に去りぬ”（Gone With the Wind）に大きく感銘したPaul Rees Smith氏が主役のケイティ・スカーレット・オハラ（Katie Scarlett O'Hara）の情熱を意識して生まれた稀少カラー、Scarlet Redカラーが採用されております。生産から30年経った今でも殆ど退色が見られず、消える事の無い愛・情熱を感じさせてくれます。またボディバック＆ネックには杢目のシッカリとした良質なホンジュラス・マホガニーを、そして指板材には今では伐採禁止となった稀少材ハカランダを採用。こちらも黒のコントラストの強い素晴らしい材となっております。またその他の初期スペックの一環として、ピックアップにはオリジナルのStandard TrebleとStandard Bass、一体型の削りだしブリッジ、PRS刻印入りのシャーラーロッキング・ウイングチューナー、アバロンのバーズインレイ、筆記体スモールロゴ、そしスイートスイッチ＆5wayロータリーセレクターなどが挙げられます。
 
気になるサウンドとしては、現行のPRSとは全く別物と感じさせる極上サウンド！採用された極上材のマテリアルをフルに生かすオリジナルＰＵは、ヴィンテージPAFライクでありながらも更に進化させたという印象を強く受けます。非常に味わい深く倍音成分をタップリ含んだ煌びやかなクリーントーンから、オーバードライブ時の音の輪郭をシッカリと持たせた抉るようなエッジ感まで様々なサウンドキャラクターを魅せ付けてくれます。更に加えてスイートスイッチのプリセットトーンにて絶妙な中域を作りだします。個体としてのクオリティも非常に高く、音の立ち上がりの早さからピッキングニュアンスの解凍度、ロングサスティーンなど文句のつけようがありません。まさしくヴィンテージとハイエンドの融合という言葉通りの本当に素晴らしい一本となっております。
 
状態としては30年以上の歳月が経過していることもあり、全体的に小傷や打痕など使用感は否めませんが、フィニッシュカラーの退色が少なく、トップのダメージが少ない事からも、年式を考慮すれば良いコンディションをキープしております。またパーツ類に関してはコントロールノブが類似タイプのスピードノブに交換されておりますが、その他消耗品となるフレット・ナットを含め全てオリジナルをキープ。もちろん電装関係のハンダもバージンです。もちろん演奏上での支障も無く、ネックコンディションは良好、フレットも7～8部山、トラスの余裕もございます。ケースは稀少なPRSのロゴプレートの付いたオリジナルハードケースが付属致します。
 
※年式に関しては、ボディシリアル7●●●●、ヘッドスタンプ8●●●●、ポットデイトからは1987年製となることから、1987年に製造し、出荷が1988年になった個体と推測されます。
 
近年物と一線を画すその素晴らしいサウンドからも高騰を続けるヴィンテージPRS。同年式モデルであれば使用感のあるコンディションでも60～70万円が当たり前となってきました。今回こちらの非常に稀少なヴィンテージPRSかつ、稀少カラーの一本ですが、相場を大きく下回るお値打ちな大特価にてご案内させて頂きます。今後もまた高騰すると予想される一本ですので、お気になりました方は絶対にこの機会をお見逃しなく。