Paul Reed Smith Artist Ⅰ 1992年製 Vintage Yellow Full-Original EX+++ #1●● 3.7kg
プライベートストックの前身となるアーティスト。断トツ一番人気を誇るVintage Yellowが極上コンディションにて入荷致しました。
今やエレキギターメーカーの中でもFender社、Gibson社とも肩を並べるほどに高い人気を誇るPaul Reed Smith。その人気の土台となるのは、近年のような量産モデルではなく特に高い品質管理が成されていた初期PRS。そのクオリティは現行のプライベートストック以上と言われております。
その人気の高い初期PRS製作品の中でも、レギュラーとは材もビルダーも違うPRS Custom Shopにて製作される特別ライン。レギュラーラインとの格差化を図る為、1986年にSignatureが発表され、その後ArtistⅠ、ArtistⅡ、ArtistⅢ、Artist Limited、そしてPrivate Stockと今に至ります。
今回ご紹介させて頂く一本は1991年から1993年に極僅かのみ生産された当時の最上位ラインであるArtistⅠ。加えてPRSの顔とも言うべきカラーであり、その高い人気から同じモデルであっても別格とされ価値の高いVintage Yellowフィニッシュの一本となります。
まず特筆すべくは初期の最高グレードを感じさせる素晴らしい材マテリアルでしょう。特に評価の高いグラマラスなカーブボディトップには近年物とはランクの違いを魅せつけるアーティストグレードのタイガーフレイムメイプルにVintage Yellowフィニッシュ。ボディバック&ネックには薄らフィギュアドの浮かび上がる極上のマホガニー。そして指板には非常に黒の強い最高峰のハカランダを採用。加えてヘッドストック&トラスロッドカバーにもハッキリとした黒のコントラストが見て取れる良質なハカランダ材となっております。その他スペックとしては、24F仕様、一体型の削りだしブリッジ、PRS刻印入りロッキング・ウイングチューナー、カラーコントラストの強いアバロンであしらわれたバーズインレイ&ヘッドロゴなどが挙げられます。
気になるサウンドとしては、こちらもレギュラー品と格差をつけるべく本機の為に製作されたピックアップArtist Treble&Artist Bassを搭載し、ただでさえクオリティの高いPRSサウンドを更に向上させております。実際の出音は採用された極上材のマテリアルをフルに生かし、ヴィンテージPAFライクでありながらも更に進化させたという印象を強く受けます。非常に味わい深く倍音成分をタップリ含んだ煌びやかなクリーントーンから、オーバードライブ時の音の輪郭をシッカリと持たせた抉るようなエッジ感まで様々なサウンドキャラクターを魅せ付けてくれます。また1990年までのスイートスイッチからロータリーセレクターへと変わる時期となりますが、スイートスイッチよりもサウンドメイキングの幅は大きく広がり、様々な音づくりが出来る事はもちろん、独特の2種類のハーフトーンは本当に絶妙で、今に続くPRS人気の礎となるサウンドだと再認識させてくれます。
そしてコンディションですが、とても25年前の一本とは感じさせない極上コンディションをキープ。ヘッドトップに僅かな塗装チップや全体的に極僅かな小傷や打痕こそ見受けられる為、ニアミントとまではいきませんが、Vintage Yellowカラーの退色も少なく、初期物の中でもなかなかここまでのコンディションは無いといった素晴らしい状態となっております。パーツ類も全て当時のままのフルオリジナルコンディションです。またプレイにあたってのネックコンディションは良好でフレットは約7~8部山、トラスの余裕もあり、即戦力ともなる一本です。また付属品としてはオリジナルアーム、専用工具、当時のタグ類に加え、上位モデルならではのオリジナルのレザーケースも付属致します。シリアルは100番台となっております。
Artistシリーズの中でも最も古く人気の高いArtistⅠ。美品コンディションにて通常カラーでも50~60万円、Vintage Yellowのみ60~70万円が相場となっておりますが、今回なんと相場を無視した大特価にてご案内させて頂きます。近年の量産化されてしまったプライベートストックよりも遥かに価値がある初期Artistです。稀少価値だけでなくサウンド面も本当に素晴らしい一本ですので、お探しだった方は絶対にこの機会をお見逃しなく。