Paul Reed Smith Custom 24 1989-1990年製 Royal Blue w/Sweet Switch & Jacaranda FB
初期スイートスイッチ仕様&極上ハカランダ指板採用のヴィンテージPRS。退色の少ないロイヤルブルーフィニッシュの一本が入荷致しました。
1985年創業とギターブランドの中では新しくありつつも、世界的な大物プロミュージシャンを含む多くのギタリストに愛用され、現在ではFender社、Gibson社に肩を並べるほど、高い賞賛とその地位を築き上げました。その高いクオリティのサウンド、芸術品のようなルックス、高い演奏性によるモデルは、エレキギターの新しいスタンダードとして確立されております。
今回ご紹介させて頂くのは、現在のPRSの高い人気を誇る礎となった初期プリファクトリー生産、Paul Rees Smith氏本人が実際に製作に携わっている時期であり、現在のモデルとは別格とされるヴィンテージPRSとも呼ばれる一本。1989-1990年製の一本となります。
まずそのスペックとして、ボディトップには近年のプライベートストッククラスに負けじと劣らない味のある極上のハードロックのフィギュアドフレイム・メイプルを採用。見る角度によって様々な杢目を魅せつけるだけでなく、フレックも見受けられる極上材です。そこに加え”深海”をイメージした人気カラー、ロイヤルブルーフィニッシュは、フィギュアドのメイプルと相まって美しい海を連想させる素晴らしい仕上がりとなっております。またフィニッシュとマッチングしてボディバック、ネックバック共にブルーカラーとなっております。ボディバック&ネックには良質のホンジュラス・マホガニーを、そして指板には今では伐採禁止となった稀少材ハカランダを採用。こちらも黒のコントラストのハッキリしたハカランダらしい素晴らしい材となっております。
その他の初期スペックの一環として、ピックアップにはオリジナルのStandard TrebleとStandard Bass、一体型の削りだしブリッジ、PRS刻印入りのシャーラーロッキング・ウイングチューナー、アバロンとマザーオブパールのムーンインレイ、スモールロゴ、そしスイートスイッチ&5wayロータリーセレクターなどが挙げられます。
気になるサウンドとしては、現行のPRSとは全く別物と感じさせる極上サウンド!採用された極上材のマテリアルをフルに生かすオリジナルPUは、ヴィンテージPAFライクでありながらも更に進化させたという印象を強く受けます。非常に味わい深く倍音成分をタップリ含んだ煌びやかなクリーントーンから、オーバードライブ時の音の輪郭をシッカリと持たせた抉るようなエッジ感まで様々なサウンドキャラクターを魅せ付けてくれます。更に加えてスイートスイッチのプリセットトーンにて絶妙な中域を作りだします。個体としてのクオリティも非常に高く、音の立ち上がりの早さからピッキングニュアンスの解凍度、ロングサスティーンなど文句のつけようがありません。まさしくヴィンテージとハイエンドの融合という言葉通りの本当に素晴らしい一本となっております。
状態としては30年近くの歳月が経過していることもあり、全体的に小傷や打痕など使用感はいなめませんが、逆に大きなダメージといった点もありません。フィニッシュのロイヤルブルーの退色も僅かで、美品手前といったコンディションになるかと思います。もちろん演奏上での支障も無く、ネックコンディションは良好、フレットも7~8部山、トラスの余裕もございます。パーツ類もフルオリジナル、純正のハードケースが付属します。
年式に関しては、ボディシリアル9●●●●、ヘッドスタンプ0●●●●、ポットデイトからは1989年製となることから、1989年に製造し、出荷が1990年になった個体と推測されます。
近年物と一線を画すその素晴らしいサウンドからも高騰を続けるヴィンテージPRS。同年式モデルであれば50~60万円が当たり前となってきました。今回当店アニバーサリーセール期間中につき、こちらの非常に稀少なヴィンテージPRSまでも大特価にて放出させて頂きます。今後もまた高騰すると予想される一本ですので、お気になりました方は絶対にこの機会をお見逃しなく。