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Paul Reed Smith Custom 24 1st(10Top&Bird) 1986年製 Vintage Yellow “Double Serial"

Paul Reed Smith Custom 24 1st(10Top&Bird) 1986年製 Vintage Yellow “Double Serial"

¥0価格

Paul Reed Smith(PRS) Custom 24 1st(10Top&Bird) 1986年製 Vintage Yellow w/Black Brazilian Rosewood Fingerboard & Killer Figured Hard Rock Maple 3.82kg #1811 "86-87 Double Serial"

 

1986年製作、1987年出荷の希少なダブルシリアル。ヴィンテージPRSで最も高い人気を誇る1st仕様&最初期のみのVintage Yellow。真っ黒なハカランダ&極上歪目ハードロックメイプルトップの一本が入荷致しました。

 

1985年創業とギターブランドの中では新しくありつつも、世界的な大物プロミュージシャンを含む多くのギタリストに愛用され、現在ではFender社、Gibson社に肩を並べるほど、高い賞賛とその地位を築き上げました。その高いクオリティのサウンド、芸術品のようなルックス、高い演奏性によるモデルは、エレキギターの新しいスタンダードとして確立されております。

 

PRSブランドの中でも現在に至る人気の礎となった1985~1991年製までのSweet Switch搭載の所謂Vintage PRS。更にその中でも製作時期によって様々なスペック変更が行われ、PRS社創業の1985年に近づくほどにプレミア価値が付き、年々凄まじい高騰を続けております。その魅力に近づくべく、PRS社の歴史をひとつまみさせて頂きます。

 

まずPRS氏のギター製作における歴史として、1970年代中頃(氏の大学在学中)にギター成夫作を始め、その後1975年には地元であるメリーランド州アナポリスのWest Streetでギターショップをスタート。ここから創業までの10年間はPre-Factory期と呼ばれ、当時の顧客にはカルロス・サンタナを始め、アル・ディ・メオラ、ピーター・フランプトン、デレク・セント・ホルムズ、ハワード・リース等の世界トップクラスのギタリスト達が名を連ねます。その間にも度重なる研究と試作が繰り返されますが、当時より今のサンタナモデルに近い形状のボディスタイルやPRS独自のバードインレイの原型があり、加えてコンペンセイテッド・ナット(補正ナット)の特許取得、現在に至るまでのオリジナルトレモロシステムの特許取得をします。1984年には現在に至るまでのフラッグシップモデルとなるフィギュアドトップのCustomモデルとオールマホガニーのPRSモデル(1987年にはStandardに改称)の原型となる2本のプロトタイプを手に、アメリカ東海岸のギター・ディーラーへ営業販売をし、その際に大手楽器店Sam Ashより30本のオーダーを受けます。そして1985年の1月のNAMMショーにて世界に向けたブランドデビューを果たします。同1985年8月より通しシリアルナンバーがスタートし、製作されたギターのレコードを管理するようになり、1986年6月には製作1000本達成します。1986年に製作されたレコード(全てのセットネックモデルを通してのシリアル)としては、#401~#1850の1450本となります。

 

今回ご紹介させて頂くのは、その1985年創業の翌年となる1986年に製作されたフラッグシップモデルCustom 24。1986年製造レコードのシリアル#1811。様々な魅力が詰まった最初期の製作品に加えて、製作と出荷の年が異なる為、ボディデイトとネックデイトの年式を表す上1桁が異なる稀少なダブルシリアル品。更にはVintage PRSの中でも製作数が少なくもダントツの人気を誇る1st仕様&初期Vintage Yellowカラーの一本になります。

 

まずその魅力のスペックについて順を追ってご案内しますと、まずボディ材は1985年まではレギュラーのPRSモデルがオールマホガニーにて、オプションにてメイプルトップがあり、1985年以降のCustomモデルに引き継がれます。その採用されたメイプルはこの時期ならではの所謂ハードロックメイプルが採用されており、その名の通り硬質さを証明するフレックの入った板目取りにて近年の製作品とは一線を画す表情豊かな激渋のルックスとなっております。そこに加えてボディ全体にビッシリと浮かび上がるフィギュアドはキルト寄りのワイルドな杢目かつ、見る角度によって様々な貌に変化を遂げる奥行き深い3Dフィギュアドとなっております。こちらは10Top仕様(現在と違いPUキャビティ内に”10”記載)となっており、現在の10Topグレードとは異なり、当時15人に満たない少人数で製作をしていたバージニア・アベニューの工房にて、厳選された材の中でも”10枚に1つ”という特に優れた極上材が採用されており、現行のプライベートストックグレードよりも上とも言われております。そしてダントツ人気を誇るVintage Yellowのカラーリングにも注目したいところですが、最初期のVintage Yellowは後年のモデルと比較しても明らかに塗料自体が異なり、淡い風合いを残るナチュラルライクなコントラストとなっております。水溶性塗料のVintage Yellow自体、殆どと言っていいほど経年による退色が発生しますが、程よくイエローカラーが抜けたこのルックスこそが最初期ならではの貫禄のある最高のルックスと言っても良いかと思います。またアーチトップのカービングやコンターはハンドシェイプにて丁寧に仕上げられ、近年モデルには出せないハンドクラフトならではの魅力を感じさせます。加えて初期から続くナチュラルバインディング仕様はフィギュアドの杢目を生かした画期的なスタイルとして現在に至るまで確立しております。ボディバック&ネックには初期製作品ならではの良質な材がセレクトされ、こちらは深味のあるレッド系カラーにてフィニッシュされております。指板にはVintage PRSならではのブラジリアンローズウッド(ハカランダ)が採用されておりますが、同年代の個体の中でもダントツと感じさせる程に杢目がキッチリと詰まった真っ黒な極上材が採用され、そこに当時のオプション(レギュラーはムーンインレイ)となるPRSを象徴する精巧なバードインレイが施されますが、グラデーションに美しく輝くアバロンは神秘とも感じさせる素晴らしいルックスを誇ります。その他としては、スモールネックヒール、スピードノブ、トレモロブロックとブリッジプレートは一体型で、ブラス製の削りだし&手作業のシェイプとなるダイキャスト製法によるジョン・マンズ・カンパニー社製、チューナーはウイングタイプのロック式にてMade by Schaller W. Germany刻印のシャーラー製で、1986年中期頃からPRS刻印が入ります。ヘッドロゴはスモールシグネイチャーロゴで、こちらの後ろにも1986年中期頃より”Ⓡ”のレジストマークが入ります。そしてVintage PRSと言えば欠かせないSweet Switch搭載の独自コントロールは、PRSファン泣かせのルックスだけでなくサウンドへも大きな恩恵を与えてくれます。

 

気になるサウンドとしては、まず生鳴りだけでもビンビンと鳴り響くボディ振動が、左手の痺れとともにネックに抜けていく強烈な個体鳴りを誇ります。プラグインすればヴィンテージPRSらしい枯れた極上のサウンドをアウトプット致します。特にスウィートスイッチによる唯一無二のサウンドキャラクターは、ヴィンテージPAFを彷彿させる、うっとりするような煌びやかな高域に心地よい中低域が絶妙なレベルで出力されます。非常に味わい深く倍音成分をタップリ含んだ煌びやかなクリーントーンから、オーバードライブ時の音の輪郭をシッカリと持たせた抉るようなエッジ感まで様々なサウンドキャラクターを魅せ付けてくれます。現在搭載されているピックアップでも十二分にVintage PRSの魅力が感じられますが、これを同時期のオリジナルT&Bピックアップへと戻す楽しみや、お好みに応じて現行の様々なキャラクターを持つPRSピックアップに換装するのも楽しみな一本です。

 

状態としてはサウンドの良い個体が故に全体的に使用感が強くあり、ボディバックは塗装剥がれには至っておりませんが広範囲にバックルスクラッチ、ちょっとした打痕がいくつか見受けられますが、ボディトップはカラーからも目立ちにくいピッキングスクラッチがございますが年式の割にキレイな状態をキープ。ヘッドの先にも打痕がございますが、ありがちな割れ等はございません。リペア・変更歴としては、前所有者様が現在PRS Golden Eagle Dealerの大手楽器店様にて購入された際(3~4年前)にはフレット交換以外はフルオリジナルとの説明でしたが、当店にて詳しく見ていきましたところ、フレット交換(オリジナルより若干太目)、ナット交換(同タイプ、おそらく純正)、トラスカバー交換(素材が異なり僅かに形状が異なる1990年以降のもの)、トレモロプレート交換(素材の異なる1990年以降のもの)、コントロールプレートはオリジナルのベイクライト(若干の湾曲、ビス部クラック有)、PU&高さ調整ビス交換(エスカッションはオリジナル)が確認出来ました。その他チューナー、ノブ、スイッチ、ジャック、ポット、キャパシタ、ストラップピン、ブリッジ、トレモロアームはオリジナルのままです。ポットデイトは8649(1986年49週)、Sweet Switchのデイトは8509(1985年9週)、ボディデイトは6 1811、ヘッド裏デイトは7 1811となるダブルデイト。通しシリアル&スペックからも、1986年には完成していて、何かしらの理由で出荷が1987年になった個体と推察されます。ケースはVintage PRS期対応ではありますが、インナー形状から1980年代後期あたりのCustom24用と思われます。

 

昨今の楽器業界全体の高騰もあり、年々凄まじい高騰を魅せるVintage PRS。今回の一本については、使用感やパーツ変更有りのプレイヤーズコンディションながら、1986年製造のダブルシリアル、Vintage Yellowカラー、10Topオプション、バードインレイオプション、真っ黒なハカランダ指板等々、Vintage PRSの中でも特別だと感じさせる素晴らしい一本です。それこそフルオリジナル&美品であれば200万円オーバーでもおかしくない逸品です。こちら使用感が強いプレイヤーズコンディションに加え、また変更パーツの中でもPU交換は痛いところではありますが、手に入りにくいものの、同年代のPUの相場はセットで約10万円ほどとなっており、それらを加味しての適正価格としては150万円前後になるかと思われますが、今回前所有者様からのご厚意もあり、極限まで勝負した破格プライスにてご案内させて頂く事となりました。1985~1986の最初期Vintage PRS自体が市場に流通しなくなりましたが、更にVintage Yellow&1st仕様の個体は世界市場で見ても殆ど無く、逆にコレクター性が強い半面、状態が良くオリジナル度の高い物が多い為、簡単に手の出せる金額では無くなってしまいました。こういったプレイヤーズコンディションの個体が出回る事は極めて稀となりますので、現場でガンガン使っていきたいプレイヤーの方には今後二度と無いと言っても過言では無い大チャンスです。是非是非この機会をお見逃しなく。

 

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◆◇Guitar Shop “Antique”◇◆

JR西川口駅より徒歩1分の好立地&フロア総面積約130㎡。ゆったりとした落ち着きのある販売スペース&試奏スペース、様々なご要望にお応えする設備の整ったリペアスペース、そして商品の状態管理を徹底した在庫スペースを個別におくことで、ワンランク上のショップとして生まれ変わりました。試奏環境はクリーンアンプからドライブアンプまで様々なアンプをご用意し、またリペアマンが常勤しており、ご購入時のお好みのセットアップや充実したアフターフォロー体制を完備致しております。

 

“Antique”では他には無いサウンドを追及し、ヴィンテージギター、ハイエンドギターを中心としたラインナップで、みなさまの一生に残る大切なギター探しのお手伝いが出来ればと思っております。Fender、Gibson、Rickenbacker、Epiphone、Gretschなどのヴィンテージギター、Paul Reed Smith、Suhr、Tom Anderson、James Tylerなどのハイエンドギター、特別なビルダーによる唯一無二のギターを揃え、皆様にとっての特別なショップになれるよう日々成長していきたいと思います。

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