Paul Reed Smith(PRS) Artist Limited Tremolo 1996年製 Amber

Paul Reed Smith(PRS) Artist Limited Tremolo 1996年製 Amber / Big Leaf Quilt w/Gold & Abalone Inlay WT-Neck “Miracle Mint”
Private Stockの前身となるリミテッドモデルの最高峰アーティスト・リミテッド。贅の限りを尽くした世界に200本のみの限定モデルが27年の歳月を完全に無視した奇跡のミントコンディションにて入荷致しました。
 
Paul Reed Smith社は1985年創業とギターブランドの中では新しくありつつも、世界的な大物プロミュージシャンを含む多くのギタリストに愛用され、現在ではFender社、Gibson社に肩を並べるほど、高い賞賛とその地位を築き上げました。
 
PRS社における限定製作モデルとして、まず1986～1990年に発表されたSignature Seriesに始まり、1990～1991年のLimited Edition、1991～1994年のPRS初の22FモデルであるDragon Series、1991～1997年のSignatureシリーズの後継機となるArtist Series、そして1996年よりPrivate Stock Seriesが始まります。
 
今回ご紹介させて頂くのは、現在に続くPRSの最高峰Private Stockの前身となる歴史的にも価値のあるモデル”Artist Limited”。1994～1996年に200本のみとなる限定生産され、Signatureモデルより引き継がれた最高級のウッドマテリアル、Dragonモデル同様の22F仕様、そして特別な14Kのバーズインレイや、アバロンによる指板＆ヘッド＆トラスカバーのパーフリング、上位モデルのみとなるゴールドハードウェア、そして初の採用となるマザーオブパール＆アバロンのイーグルインレイ等々、まさにPrivate Stockの前身となったモデルに相応しい豪華極まりないモデルとなっております。こちらの一本については、オーダー時のスペシャルオプションとして”Quilted-Top”、”Wide-Thin Neck”、”Tremolo”の採用、更に27年の歳月を無視した、新品当時と殆ど変わらない奇跡のデッドストック・ミントコンディションをキープした一本になります。
 
まず特筆すべくは初期の最高グレードを感じさせる素晴らしいウッドマテリアルでしょう。現在のPrivate Stockグレードの材と比較しても、あからさまに格上だと感じさせるクオリティにて、PRSの顔とも言えるボディトップには”強烈”なビッグリーフかつ角度によって様々な変化を愉しめる3Dフィギュアドのキルトメイプルが採用されハンドシェイプならではの美しいカーヴィングは非常にグラマラスな仕上がりとなっております。フィニッシュカラーにはVintage PRSファンには堪らない激渋のアンバーカラーにて、激薄のラッカー仕上げの美しい艶はキルトフィギュアドとの最高のマリアージュを魅せ付けてくれます。ボディバック＆ネックには厳選されたサウスアフリカンマホガニーが採用され、特にボディバックは全体的にフィギュアドのギラつきを感じさせる、まさしく最高峰の材となっております。またボディバック＆ネックにはアンバーカラーに合わせた希少なナチュラルカラー仕上げとなっております。指板材にはコントラストが強い非常に良質なイーストコーストのインディアンローズウッドに14Kにて製作された特別なバードインレイに美しい発色のアバロンパーフリング、ヘッドストック＆トラスカバーも同様のローズウッドにアバロンパーフリング、ARTIST LTDに筆記体アバロンロゴ、そしてPRS初となるマザーオブパール＆アバロンのイーグルインレイが施されます。加えてオプションとなるトレモロ仕様、ネックシェイプもオプションのワイドシン・シェイプを採用。その他としてはPRS刻印入りロッキング・ウイングチューナー、22F仕様、スピードタイプのアンバーノブ、ナチュラルバインディング、上位モデルならではのゴールドハードウェア等が挙げられます。
 
そして気になるサウンドとしては、こちらもレギュラー品と格差をつけるべく上位グレードとなるArtist Seriesの為に製作されたピックアップArtist Treble＆Artist Bassを搭載し、ただでさえクオリティの高いPRSサウンドを更に向上させております。実際の出音は採用された最高級の極上材のマテリアルをフルに生かし、ヴィンテージPAFライクでありながらも更に進化させたという印象を強く受けます。非常に味わい深く倍音成分をタップリ含んだ煌びやかなクリーントーンから、オーバードライブ時の音の輪郭をシッカリと持たせた抉るようなエッジ感まで様々なサウンドキャラクターを魅せ付けてくれます。また1990年よりスイートスイッチからロータリーセレクターへと移行しますが、スイートスイッチよりもサウンドメイキングの幅は大きく広がり、様々な音づくりが出来る事はもちろん、独特の2種類のハーフトーンは本当に絶妙で、今に続くPRS人気の礎となるサウンドだと再認識させてくれます。24F仕様と比較してもフロントピックアップの位置が異なる為、よりメロウで力強いファットなサウンドがアウトプットされます。
 
そして極め付けはこの極上コンディションでしょう。27年前の製作品とは思えない奇跡的なデッドストックミントコンディション。塗装のツヤは新品時とほぼ変わらず、ありがちなカラーの退色やゴールドパーツの剥げやくすみも殆どありません。この時期の製作品に見られるジョイント部が白くなっている点、光にかざしてようやく見えるレベルの非常に薄いスレこそ見受けられますが、ダメージと呼ぶレベルではなく、バックルスクラッチやピックスクラッチなどの使用感は一切無く、現行モデルにて店頭展示されている新品と比較しても殆ど変わらない最高のコンディションです。フレットも大きな凹み無く95%以上残っております。もちろんパーツ類の変更は一切なく、プレイ面としてもネックコンディションは非常に良好でトラスロッドは経年からか固さを感じますが90度の可動域は確認しております。付属品としてもPaul Reed Smith氏本人によるサインの入れられた認定書（スペックシート）を始めとする書類関係も一式揃っており（画像参照）、アーティストグレードならではのオリジナル高級レザーケースが付属致します。
 
PRSの上位シリーズとなる限定生産となるリミテッドモデルの中でも、市場に殆ど出る事の無い極めて高い希少性、またPrivate Stockよりも格上だと感じさせるウッドマテリアル＆極上サウンド、贅の限りを尽くした豪華なインレイワーク、PRS初となるイーグルインレイ採用モデル等々、魅力を上げればキリの無い特別なモデルですが、その中でも更に今回の一本は新品時と殆ど変わらない奇跡のデッドストックミント品。もちろん過去にここまでコンディションの良い個体の販売歴こそございませんが、一般的な使用感のある個体でも、コンディションによって10,000～15,000ドル（≒130～200万円 ※2023/1現在のレート）前後の相場感となっており、こちらの極上コンディションを加味すれば適正価格は150万円以下という事はまず無いでしょう。今回その相場感を分かった上で前所有者様からの多大なるご厚意を頂き、3桁の大台すらも下回る破格中の破格となる特別価格にてご案内させて頂く事となりました。今後の高騰が予想される事はもちろん、そもそもが今後ここまでの一本を入手はおろか市場で見かけることすらかなわないと思われますので、お探しだった方はもちろん、お気になりました方は是非この二度と無いビッグチャンスをお見逃しなく。
 
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