Paul Reed Smith(PRS) Artist Package Custom22 Trem 2007 Blue Matteo

Paul Reed Smith(PRS) Artist Package Custom22 Trem 2007 Blue Matteo /Brazilian-RWFB Near-Mint 3.53kg“First Experience LTD”
初年度2007 Experience PRSに出展された特別な一本。アーティストグレード材＆ハカランダ指板、DragonⅡピックアップ等の特別な仕様に加え、16年の歳月を無視した極上ニアミントコンディション品になります。
 
Paul Reed Smith社は1985年創業とギターブランドの中では新しくありつつも、世界的な大物プロミュージシャンを含む多くのギタリストに愛用され、現在ではFender社、Gibson社に肩を並べるほど、高い賞賛とその地位を築き上げました。その高いクオリティのサウンド、芸術品のようなルックス、高い演奏性によるモデルは、エレキギターの新しいスタンダードとして確立されております。
 
多数のファンや世界中のプレイヤーへの感謝の気持ちを込めて主催される”Experience”。初のオープンハウス”Experience PRS”イベントは2007年にPRS本社にて開催され、ファクトリーツアーやギターデモ、ライブショー等が開催されました。その後恒例となったExperience PRSは毎年9月にPRSの主要ディーラーや特別ゲスト達が招待され、新たなモデルの発表や特別なワークショップ、コンサート等が開催されており、そこに招待されたトップディーラーだけが僅か200本程のエクスペリエンス・プロダクション商品を入手する事が出来ます。
 
今回ご紹介させて頂くのは、そのExperience PRS初年度となる2007年製のCustom22モデル。極上のアーティストグレード材を採用するArtist Packageシリーズにて製作され、PRSの中でも特別とされるブラジリアンローズウッドを指板に採用した特別な一本。また200本限定にて販売されたExperience 2007 Limited Editionモデルについては、Custom24ベース、Calypso Green Metallic、Warp Speed Blue、Champagne Fizz、Raging Rubyの4色展開ベタ塗りカラーのフィニッシュにて、レギュラー材、インディアンローズ指板、PRS #6ピックアップ、レギュラーハードケースという内容にて2008年に製作＆販売されましたが、こちらは実際に2007 Experience PRSに出展するために製作された特別な一本になります。
 
まずそのスペックとして、何と言っても採用材のグレードが半端じゃありません。まずPRSの顔とも言うべくボディトップには、流石10Topグレードを凌ぐ厳選されたアーティストグレードと頷かせるべく、極上のフィギュアドメイプルが採用され、グラマラスなカーブトップにも影響されない美しいフレイムがボディ全体を覆い尽くし、角度によって様々に変化する強烈な極上材となっております。そしてフィニッシュにはPRSの中でも特に人気の高いブルー系カラーの代名詞ともなるブルーマテオが採用されますが、フィギュアドトップとのマッチングはこの上無く素晴らしく楽器の域を超えた芸術的な仕上がりとなっております。もちろんボディトップはその杢目を生かしたナチュラルバインディング仕様となっております。ボディバック＆ネックに採用されたマホガニーも特に厳選された良質な材が採用されており、美しい杢目だけでなく総重量は約3.53kgと非常に軽量な個体となっております。そして極め付けは指板に採用されたブラジリアンローズウッドですが、非常に濃いダークなコントラストに加え、独特の”うねる”杢目も確認出来るヴィンテージさながらの素晴らしい材が採用されており、指板上には極上の発色を魅せるアバロンのバードインレイが施され、こちらのコントラストの対比も魅力を感じさせます。また併せてヘッドストックにも同様にブラジリアンローズウッドが採用され、こちらも美しいアバロンにてブランドロゴインレイが施されております。その他としては、サウンドにも大きな恩恵を与えるワイドファットシェイプ、PRS刻印のロッキングチューナー、高い人気を誇るトレモロ仕様、トラスロッドカバーもブラジリアンローズウッド、ハードウェアは上位モデルを主張する豪華なゴールドパーツにて統一されております。2008年に製作・販売されたExperience 2007 Limited Editionモデルはヘッド裏にその表記がございますが、こちらはコントロールパネルに”Experience PRS 07”の文字と併せてPRS氏直筆のサインが入れられております。（サインの入ったコントロールパネルは付属品）
 
そして気になるサウンドとしては、こちらもExperience 2007 Limited Editionモデルが24F仕様にてPRS #6を搭載するのに対し、22F仕様にDragonⅡピックアップ搭載と、本モデルならではのファットなトーンは唯一無二と言っても過言ではありません。ハイエンドらしい高いクオリティとヴィンテージライクなトーンキャラクターをもっており、クリーン時には、ウッドマテリアルを120%生かし倍音成分をタップリ含んだ澄み渡る中に味がある極上のパフォーマンスを発揮し、またドライブアンプで激しく歪ませた際にもその輪郭を崩さないだけでなく、音に奥行きのある粘りが本当に素晴らしいサウンドを放ちます。また人気のトレモロ仕様とすることでの各弦の分離感の良さや、アーミングによるサウンドメイクの幅、各弦ごとのオークターブ調整を可能とする点等、変則チューニングやアグレッシブなプレイを求めるプレイヤーの方にはズバリとはまる最高の一本です。
 
最後に状態としては、こちら2007年製と既に16年の歳月が経過しておりますが、それを全く感じさせない素晴らしいコンディションをキープ。神経質に見渡せばコントロールノブの外周に小さな当て打痕、ボディトップに3か所程激薄・極小のポツ打痕、その他保管に伴う薄いスレや、ボディバック上部からホーンにかけて経年による白濁が見受けられますが、塗装のツヤは新品時と変わらず美しく、ゴールドパーツの劣化も極めて少なく、一見して目立ったダメージや使用感は一切感じさせない極上のニアミントコンディションとなっております。演奏面としてはネックコンディションは良好でトラスロッドの余裕もしっかりと残っており、フレットも目立った減り・凹み無く9部山程残っております。付属品としてもイーグルタグ、CITES、サイン入りコントロールパネル、その他一式が揃っており（画像参照）、上位アーティストグレードならではの高級レザーケースが付属致します。
 
昨今のコロナ禍や円安の影響により楽器業界全体の高騰が見られますが、特にブラジリアンローズウッド採用モデルについては他と比べても更に強い高騰が感じられます。同時期Artist Packageのブラジリアン仕様の相場としては、年式相応の使用感のある個体でも46～50万円前後となっており、今回初年度の2007 Experience PRSの為に製作・出展された個体、また16年前の一本ながらそれを全く感じさせない極上ニアミントコンディションという事を加味すれば、50万円オーバーは当然、60万円を超えてもおかしくない特別な一本となっておりますが、こちら前所有者様からのご厚意もあり適正価格を大幅に下回る非常にお値打ちな特別価格にてご案内とさせて頂く事となりましたので、お気になりました方は是非このチャンスをお見逃しなく。
 
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