Paul Reed Smith (PRS) McCarty Soapbar Brazilian Neck Limited ‘99年製
黒過ぎるハカランダ指板&ハカランダネック、イーストコースト・カーリーメイプルが採用されたプライベートストッククラスの逸品。極上ニアミントコンディションにて入荷致しました。
ハイエンドの先駆けモデルとして今やエレキギターメーカーの中でもFender社、Gibson社とも肩を並べるほどに高い人気を誇るPaul Reed Smith。
今回ご紹介させて頂く一本はPRS社が特に人気の高騰した1990年代最後に250本のみ限定生産されたブラジリアンネックリミテッド。中でも極少数のみ生産されたP-90搭載&アジャスタブル・ストップテイルピースが採用された激レアの一本。PRSブックに掲載された一本とシリアル1番違いの極上中の極上と呼べる超逸品になります。
まずそのスペックとしては、PRSの顔ともなるボディトップにはフレックラインと美しいフレイムラインが混在する、イーストコーストのカーリーメイプルを贅沢にも1Pにて採用。(PRSブックにはプロトタイプの可能性も記載されております)フィニッシュは非常に渋いマッカーティ・タバコサンバースト(キャビティ内にはBlack Sunburstの表記となります)。そして限定モデルの一番のポイントとなるハカランダ材ですが、ネックにはまるでフィギュアドのような強弱のあるコントラストにウェイブした杢目の強烈なハカランダを採用。そして指板には黒過ぎて逆に茶色い部分が見当たらない程の最高峰のハカランダを採用しております。ピックアップは限定モデルの中でも極少数のみ生産されたソープバータイプのP-90を搭載。テイルピースは特注のアジャスタブル仕様となっております。こちらのスペックだけ見てもプロトタイプのような特別な一本だということが分かります。
そしてその気になるサウンドとしては、極上のウッドマテリアルをフルに生かしたトーンに酔いしれます。極上のマホガニー材ならではのコシのあるローミッド&倍音感に、良質な硬質メイプルだからこそのエッジ感、そしてハカランダの特徴である味わい深い音の奥行は、現行のプライベートストックですらも再現出来ないであろう唯一無二のサウンドへと昇華しております。言わば50年代初頭のレスポールのような太い芯のあるシングルサウンドで、かつ音の煌びやかさやロングサスティーンなどのクオリティを持ち、これこそPaul Reed Smithが求めた王道のヴィンテージサウンドとモダンなクオリティの融合だと感じさせてくれます。PRSの歴史の中でもここまで素晴らしい一本はまず無いと断言出来ます。
また状態としては、ボディトップに米粒の半分程の打痕が見受けられますが、その他は極僅かなスレ程度でダメージと呼ぶような傷は無く、年式を考慮してニアミントと呼ぶに相応しい抜群のコンディションをキープしております。ネックコンディションも非常に良好でトラスの余裕も充分に残っており、オリジナルフレットも目立つ凹み等も無く厳しく見ても9部山残っております。付属品はイーグルタグ、PRS直筆のサイン&リミテッドナンバーが入れられたバックパネルを始めとする新品購入時の一式が揃っております。(画像参照)また本機のシリアルは9 44003となりますが、全くの同スペックでシリアルが9 44002となる一本がPRSブックに掲載されておりますので、こちらの掲載本も付属致します。ケースはオリジナルの型抜きブラックトーレックスハードケースとなります。
現在ではワシントン条約の規制から、指板材にハカランダを採用することすらも難しくなってきておりますが、こちらは贅沢にもネック丸ごとハカランダとなる限定モデルとなります。プライベートストックラインをも凌駕すると称される初期90年代のハカランダネックモデル。現在相場では80万円オーバー当たり前となっております。今回の一本に限っては250本限定の中でも稀少スペックが採用された特別な一本かつ極上のコンディションであるにも関わらず、相場を大きく下回るまさかの破格特価にてご案内させて頂きます。二度と無いチャンスですので、お気になりました方は絶対にこの機会をお見逃しなく。