Paul Reed Smith(PRS) Modern Eagle Quatro 2011年製 Orange Fade(Custom Color)
一見してハカランダの極上材ダルベルギアをネック&指板に採用したModern Eagle Quatro。ニアミントの極上コンディションにて入荷致しました。
1985年創業とギターブランドの中では新しくありつつも、世界的な大物プロミュージシャンを含む多くのギタリストに愛用され、現在ではFender社、Gibson社に肩を並べるほど、高い賞賛とその地位を築き上げました。その高いクオリティのサウンド、芸術品のようなルックス、高い演奏性によるモデルは、エレキギターの新しいスタンダードとして確立されております。
現在では様々なモデルラインナップがあるPRSですが、その中でもカスタムオーダーラインを除いては最高峰に位置するモダンイーグルシリーズ。2004年に発表され、その後Modern Eagle Ⅱ、Ⅲと続き、2010年秋からは4代目となるModern Eagle Quatroが現行モデルとしてラインナップされるも、2012年頃を期にPrivate Stock等のオーダーを除き製作をストップしてしまいました。その理由にはアーティストグレードの材の供給が難しいなどの理由によるものでしょう。
今回ご紹介させて頂く一本は2011年製のModern Eagle QuatroのカスタムカラーとなるOrange Fadeフィニッシュの一本。初代はハカランダネック&指板が採用されておりましたが、2~3代目はローズウッドにマイナーチェンジ、今回の4代目QuatroはDalbergia(ダルベルギア)と呼ばれるローズウッドを採用しておりますが、そのルックス、サウンドキャラクター共にハカランダと遜色無いと呼ばれる極上のトーンウッドになります。
まず最高峰モデルの名に相応しいスペックとしては、ボディトップにはワイルドかつコントラストのシッカリした杢目が特徴のアーティストグレードならではの極上メイプルを採用。フィニッシュには芸術的なグラデーションが美しいカスタムカラーOrange Fadeを採用。ボディバックには良質なマホガニー、そしてネック、指板、ヘッドストックには前説であったダルベルギアを採用しておりますが、特に指板に使われた材は真っ黒かつ杢目がシッカリとしており、知らない人が見ればハカランダにしか見えない素晴らしいウッドマテリアルとなります。その他ポジションマークには繊細かつ発色の良いパウアアバロンとマザーオブパールのアウトラインで芸術的に仕上げられたバーズインレイが施され、ヘッドのイーグルインレイも同様です。ハードウェアはゴールド&クロームハイブリッドの豪華な仕上げ、ピックアップには上位モデルのみ搭載される53/10ピックアップが採用されております。
気になるサウンドですが、流石モダンイーグルの後継者と感じる、ローズネック特有の唯一無二のサウンドを放ちます。奥行きの深い煌びやかなツヤ感と芯のある強烈なパンチ力を併せもち、魅了のトーンから攻撃的なトーンまで多くの顔を魅せ付けてくれます。クリーン~クランチでは高いウッドマテリアルが素直に表現され、ドライブ時には美しいエッジ感と奥行を感じさせ、それぞれのキャラクターにシッカリ個性があり、まるで美しい歌声を聴いているかのような錯覚にすら陥ります。
そして極め付けはこのコンディション!その高い人気から中古市場でもかなり品薄となる初期モダンイーグルですが、こちらの一本は前ファーストオーナー様がコレクション目的で購入された為、殆ど未使用に近い極上コンディションをキープ。光の角度によって見える程度の薄いポツ傷がある為、惜しくもニアミント表記させて頂いておりますが、下手な店頭展示品よりコンディションは良いかと思います。フレットは95%以上、ネックコンディションも良く、トラスの余裕もあり、購入時のイーグルタグ、書類等の付属品も完備しております。ケースはもちろんオリジナルの型抜きペイズリーハードケースとなります。
新品定価は734,400円。中古相場では状態の劣るもので40万円前後、状態の良いもので50万円前後となります。今回こちらレアなカスタムカラーに加え、採用された材マテリアルも素晴らしく、極め付けにほぼ新品同様という極上品ですが、まさかの大特価にてご案内させて頂きます。市場に出てもすぐに売約済みとなってしまう人気のモデルですので、お探しだった方は是非この機会をお見逃しなく。