Paul Reed Smith(PRS) Private Stock #4285 Paul’s Guitar Aqua Violet 3.4kg Near Mi
新品時約150万円。2013年のウインターNAMMショーに実際にディスプレイされた特別な一本。カラーの退色を除いては新品同様となるニアミントコンディションにて入荷致しました。
ハイエンドの先駆けモデルとして今やエレキギターメーカーの中でもFender社、Gibson社とも肩を並べるほどに高い人気を誇るPaul Reed Smith。
1996年に特別チームによる特注カスタムオーダーラインとして発表されたPRSにおける最上位モデルとなる、言わずとしれたプライベートストック。レギュラーラインやアーティストラインとは比にならない程の高いクオリティにて圧倒的な存在感にて君臨します。
2009年。創業者でもあるPaul氏はギター製作の現場に戻り、莫大な過去のデータや経験などから試行錯誤を重ね、ついにPaul氏の集大成とも言うべく新たなモデルを誕生させました。そのモデルはギタリストでもある自身の為にまずPrivate Stockとして生み出され、後にそのPrivate Stockのスペックをそのまま引き継ぎ、自身の名前を冠した”Paul’s Guitar”モデルを発表。“このギターは、私が愛して止まない美しいルックスと、高い音楽性を兼ね備えている”との発言通り、歴史の浅い新モデルながらも、既に多くのアーティスト達に愛用され続けております。
今回ご紹介させて頂くのは、2013年のウインターNAMMショーに実際にディスプレイされたPrivate StockのPaul’s Guitarモデル。もちろん正規代理店であるコルグ経由にて国内に入荷し、コレクター様によって大切に保管されてきた事が伺える極上コンディションをキープした特別な一本になります。
その凄さはスペック&ルックスだけでも、”別格”と感じさせる豪華絢爛極まりない仕様となっております。まずPRSの”顔”ともなるボディトップには美しくグラマラスなカーブトップスタイルに、プライベートストックグレードならでは極上のフィギュアドが浮かぶヨーロピアンメイプルを採用。ボディバック&ネックには薄らとフィギュアドも浮かぶギラギラとした最高峰のマホガニー材を採用。指板&ヘッドストックには近年注目の高いアフリカンブラックウッドを採用しておりますが、引き締まった杢目と油分の多さからもエボニーとハカランダの良いところ取りといった材とも言われ、今回採用の材についても心材の真っ黒な部分を採用した極上マテリアルを誇ります。その他としては、フィニッシュは特注カラーとなるAqua Violetカラーのハイグロス・ニトロセルロースフィニッシュ、指板インレイ&バインディングとヘッドストック&トラスカバーのバインディングには、マンモスの象牙が採用されております。またPaul’s Guitarモデルならではの特徴的なスペックとしては、ピックアップにはナロータイプの408ピックアップ×2を搭載、多彩なサウンドメイキングを可能とする独自のコントロール、ブリッジはアルミながら弦の接点部分のみブラスをインサートした新型のストップテイルブリッジ、ブラッシュストロークのバードインレイ&シグネイチャーロゴなどの特徴的なスペックが多々見受けられます。
そして気になるサウンドですが、搭載された408ピックアップはフルサイズのハムバッカーよりも、煌びやかなタイトさのあるサウンドキャラクターながらシッカリと芯があり、甘くふくよかな倍音感も共存します。マスターボリュームにはハイパスフィルターが搭載されていますので、ボリュームを絞った時に失われがちな”オイシイ”高音域をそのままアウトプットします。独自のコントロールはマスターボリューム&マスタートーンに3wayセレクターとシンプルながらも、ピックアップそれぞれに独立したタップスイッチを搭載することによって4つのコイルから8通りの組み合わせを可能とし、かなり多彩なサウンドメイキング幅が魅力です。またこちらのタップサウンドが非常に秀逸で、タップ(シングル切替)した際の音圧差が殆ど感じられず、プレイ中に切替しても全体のパワーバランスが崩れることもありません。力強く抜ける芯のある太いテレキャスターサウンドにロックなエッジ感を加えたようなサウンドイメージが受け取れます。
先日レギュラーラインのPaul’s Guitarが入荷致しましたが、スペック的には近くありながらも、FenderやGibsonで言うところのレギュラーとカスタムショップの差以上に、サウンドクオリティの大きな差が感じられました。他のラインと一線を画すプライベートストックグレードのウッドマテリアルは、ルックスだけでなくこういった素晴らしいサウンドを生み出し、それこそがPrivate Stockラインを神格化する理由になるかと思います。また特にこちらに関してはギターブランドの威信をかけたNAMMショーのディスプレイモデルという事もあり、PRSにとっても特別な気持ちの入った一本と言えるでしょう。
状態としては、6年の歳月が経過しながらも、特筆するようなダメージと呼ぶようなものは一切見当たらず、マイナス部分としては、リアPUのエスカッションのビス部にありがちなクラックが入っていること、フィニッシュカラーの青が退色し現状バイオレットカラーのルックスになっております。また新品時からと思われますが、バイオレットカラーがボディエンドの一部に伸びている部分が見受けられます。プレイ面としてはネックコンディションは良好でトラスも左右共にシッカリと余裕があり、フレットは大きな凹みも無く9.5部山以上残っております。付属品としてもPaul氏らの直筆サインの入ったスペックシート(認定書)、コルグ保証書(NAMM 2013の記載あり)を始めとした一式が揃っております。(画像参照)また付属のケースもペイズリー柄の特別なハードケースとなっております。
採用された材、ルックス、サウンド、どれを取っても特別と感じさせるNAMMショー出展の特別な一本。新品時の購入価格は150万円となります。上記の通りの退色や極僅かなマイナスポイントこそございますが、ニアミントと呼ぶに相応しい極上コンディションをキープした一本。こちら販売価格の適正としては90~100万円前後にはなるかと思いますが、今回新品時の半額となるまさかの超お値打ち価格にてご案内させて頂きます。人とは違った特別な一本をお探しの方には特にオススメさせて頂きたい極上品です。是非この大チャンスをお見逃しなく。