Paul Reed Smith(PRS) Signature #306 1988年製 Vintage Yellow w/ Sweet Switch

Paul Reed Smith(PRS) Signature #306 1988年製 Vintage Yellow w/ Sweet Switch 3.72kg EX++ “Killer Black Jacaranda”
真っ黒なハカランダに強烈なタイガーフレイム、初期プライベートストックと称される特別ライン”Signature”ならではの極上の一本が美品コンディションにて入荷致しました。
 
Paul Reed Smith社は1985年創業とギターブランドの中では新しくありつつも、世界的な大物プロミュージシャンを含む多くのギタリストに愛用され、現在ではFender社、Gibson社に肩を並べるほど、高い賞賛とその地位を築き上げました。その高いクオリティのサウンド、芸術品のようなルックス、高い演奏性によるモデルは、エレキギターの新しいスタンダードとして確立されております。中でも1985～1991年の最初期のモデルについては所謂スウィートスイッチ期、ヴィンテージPRSとも言われ、その後のモデルとは完全に別格視されます。
 
今回ご紹介させて頂く一本は、PRS初の”最高級グレードのウッドマテリアルシリーズ”としてPaul Reed Smith氏自らが設計し1986年~1991年までに1000本限定にて製作。現行のプライベートストック以上とも評価される特別ライン”Signature”モデルの1988年製。その後ArtistⅠ、ArtistⅡ、ArtistⅢ、Artist Limited、そしてPrivate Stockへと繋がる、最初期のスウィートスイッチ期の特別な一本になります。
 
まず特筆すべくは初期の最高グレードを感じさせる素晴らしい材マテリアルでしょう。ハンドシェイプならではの美しいカーブボディトップには近年物とはランクの違いを魅せつけるアーティストグレードのフィギュアドフレイムメイプルを採用。フィニッシュにはVintage PRSの中では他カラーの1.5倍程の価値を持つ、断トツ人気のVintage Yellowカラーを採用。ボディバック＆ネックにも初期ならではの厳選された良質なホンジュラスマホガニーが採用されますが、ボディバックに至っては部分的にフレイムフィギュアドも確認出来ます。そして極め付けとして指板にはハカランダが採用されますが、近くで見てもエボニーと見間違えるほどに、黒過ぎる超極上材が使用されております。現在プライベートストックにてハカランダ指板オーダーしたとしても、ここまでのクオリティには到底届かないでしょう。またこの時期にはポジションマークにムーンインレイも多く存在しますが、こちらは人気のバーズインレイが採用され、使用されたアバロンも深い色合いにて渋いルックスに一役買っております。その他としては、使い勝手の良いスピードノブタイプで88-89タイプのトーンセレクト仕様となる5wayロータリースイッチに、Vintage PRSならではの”スウィートスイッチ”、スモールネックヒール、ブリッジプレートとイナーシャブロック一体型の1P成形トレモロユニット、 PRS & West Germany刻印のシャーラー製ロッキング・ウイングチューナー、ヘッドにはシグネイチャーモデルの特徴ともなるPaul Reed Smith氏直筆のサインロゴ、ヘッド裏にはシリアルと併せてシグネイチャーナンバーが手書きにて入れられております。
 
そして何より気になるサウンドですが、これこそプライベートストック以上と評価される真髄を感じさせてくれます。搭載ピックアップはオリジナルのT&Bセットを搭載し、甘く倍音成分を多く含んだ中低域や、キラキラと輝かしいツヤのある高域はこの時期特有の最上級のサウンドクオリティにて、クリーンでは弾き手すらも酔わせる魅惑のトーンを、ドライブ時にはエッジ感が最高に気持ち良い極上の歪をご堪能頂けます。また搭載のスウィートスイッチにより絶妙なハイカットを加えたサウンドメイクを可能とし、これこそヴィンテージPRSと呼ばれる所以を感じさせてくれます。いくら3桁オーバーのプライベートストックのリイシューと言えども、このサウンドを完璧に再現するには至っておらず、いかに”古き良き”が素晴らしいのかを証明してくれます。
 
また状態としても素晴らしく、数か所の打痕や線傷、ヘッドトップの塗装チップが見受けられるものの、ありがちなピッキングスクラッチやバックルスクラッチは殆ど無く、32年前の一本という点を考慮すれば極上美品と呼ぶに相応しいエクセレントコンディションです。また雰囲気抜群の薄いラッカー塗装のツヤも美しく残っており、何よりVintage Yellowカラーの退色がここまで無い個体は非常に稀少です。金属パーツの状態も良好で、トレモロキャビティのバックプレートには保護シールまで残っております。パーツ類に関しては、過去にアッセン系を交換された履歴がありますが、現状オリジナルに戻されております。演奏面としてもネックコンディションは至って良好でトラスの余裕も左右ともにシッカリと残っております。フレットも大きな凹みもなく8～9部山と、コレクション重視にて大切に保管されてきたことが伺える素晴らしいコンディションをキープしております。ケースもオリジナルハードケースにて当時よりのブランドプレートが張り付けられております。
 
※搭載ピックアップにつきましては、裏側に”T”&”B”の刻印が打たれておりませんが、1990年までの個体に関しては当時のオーダー内容によってピックアップの種類が異なり、刻印が打たれていないピックアップが混在します。（1991年からは統一されます。）形状よりも当時のオリジナルピックアップで間違いなく、フロントはどの個体も共通してVintage Bassですが、リアは抵抗値が約9.87Ωの為、Vintage Treble（10Ω前後）ピックアップと判断しております。※HFSピックアップの場合は抵抗値が15～16Ω前後となります。前販売店となります日本一PRSを取り扱う有名店様でもオリジナルピックアップ（T&B）として判断・販売されておりました。（ネット上にも販売履歴が残っております。）
 
その生産本数の少なさもあり、世界的にも市場流通数の少ないSignatureモデルですが、相場としては状態の良いもので70～80万円前後、特にVintage Yellowについては3桁を越えて販売されていた履歴も確認出来ます。今回こちらプライベートストックを凌ぐと言っても過言では無い、最高峰グレードの材が採用され、特に今回の個体はトップの杢目と指板材のクオリティは他とは一線を画します。加えて年式を感じさせない美品コンディションをキープした極上の一本となりますが、現状オリジナルながらもアッセン交換歴、多少の小傷がございます為、プレイヤーズコンディション品と変わらない、まさかの破格プライスにてご案内させて頂く事となりました。ここまで素晴らしいシグネイチャーモデルはなかなか市場でも見かけません。前回よりご購入ご検討頂いていた方はもちろん、お気になりました方は是非この大チャンスをお見逃しなく。
 
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“Antique”では他には無いサウンドを追及し、ヴィンテージギター、ハイエンドギターを中心としたラインナップで、みなさまの一生に残る大切なギター探しのお手伝いが出来ればと思っております。Fender、Gibson、Rickenbacker、Epiphone、Gretschなどのヴィンテージギター、Paul Reed Smith、Suhr、Tom Anderson、James Tylerなどのハイエンドギター、特別なビルダーによる唯一無二のギターを揃え、皆様にとっての特別なショップになれるよう日々成長していきたいと思います。