Paul Reed Smith Signature Limited Edition ‘90年製 Vintage Sunburst 2.9kg #60/300
プライベートストックの前身となる稀少なSignatureモデル。こちら当時300本のみ生産された激レアの限定シグネイチャーモデルとなります。
今やエレキギターメーカーの中でもFender社、Gibson社とも肩を並べるほどに高い人気を誇るPaul Reed Smith。その人気の土台となるのは、近年のような量産モデルではなく特に高い品質管理が成されていた初期PRS。そのクオリティは現行のプライベートストック以上と言われております。
その人気の高い初期PRS製作品の中でも、上位モデルとして発表されたSignatureモデル。通常他ブランドではアーティストモデルとしてネーミングされることが多いSignatureですが、PRSに関しては創業者であるPaul Reed Smith氏本人が自身の名前を冠する意味で特別なラインとして発表されました。この特別ラインは後のArtistⅠ、ArtistⅡ、ArtistⅢ、Artist Limited、そしてPrivate Stockに至る最上位モデルとなります。
今回ご紹介させて頂く一本は、その上位モデルSignatureラインの中でも、更に稀少な世界限定300本のみ生産されたSignature Limited Editionの1990年製になります。
まずその限定のスペックとしては、強烈なインパクトを誇る極上フィギュアドのレッドウッド(Sequoia)をトップに、そのフィギュアドに非常にマッチするVintage Sunbursフィニッシュで唯一無二の存在感を放ちます。ボディバックにはフィギュアドの入った良質なホンジュラスマホガニー、通常のSignatureモデルと違いこちらはセミホロウ構造となっており、重量も約2.9kgと非常に軽量な作りとなっております。またネックにも良質なマホガニーに、Vintage PRSならではのハカランダを指板に採用。その他スペックとしては、通常のシンクロトレモロタイプでは無く、限定のチューン-O-マティック仕様、オリジナルのPRS刻印入りロッキング・ウイングチューナー、アバロンであしらわれたバーズインレイ、ゴールドハードウェア、ヘッドには直筆のサイン、ヘッドバックには限定の通しシリアルが入れられております。
そしてサウンドですが、こちらのモデルの為に製作された限定ピックアップである”Limited Edition”ハムバッカーが搭載され、独自のホロウ構造と併せて他モデルでは決して味わうことの出来ない”本物”のVintage PRSの真髄を感じさせてくれます。ホロウ独特のフィードバック感のある甘い箱鳴りに、奥行きのあるトーンが相まって、なんとも言えない魅了のサウンドとしてアウトプットします。本機に採用された、今で言うプライベートストッククラスの極上の材と、特に意欲的であったPRSの研究・試行錯誤の結果として出来上がったスタイルによって生み出された”奇跡”のひとつかと強く感じます。その後プライベートストックチームによってこの名機を復刻させたのも、この素晴らしいサウンドあってこそだと思います。
状態としては薄いバックルスクラッチやペン先で突いたような打痕が何カ所か見られ、ボディサイドにも目立つ打痕がありますが、トータルとして見れば27年の歳月を考慮して良いコンディションをキープしているかと思います。現在パーツ類は全てオリジナルをキープしておりますが、ロータリースイッチ部を一度交換した履歴が見られ、その際にできた若干の穴の拡張はありますが、現在プレートに隠れて見えなくなっております。プレイコンディションとしてはネックの状態も良く、トラスの余裕もあり、フレットも7部山程残っており、コレクションとしてだけではなく、現役でもバリバリ活躍してくれる一本となっております。また付属品類もオリジナルのハードケース、当時のタグ類一式揃っております。(画像参照)
プライベートストックの前身であるシグネイチャーモデル。通常のモデルでも50~60万円が相場となり、更に上位のシグネイチャーリミテッドに関しては70~80万円で取引される事が殆どです。実際に前オーナー様も70万円オーバーで購入されております。今回こちら歴史的も価値のある非常に稀少な一本ですが、まさかの大特価にてご案内させて頂きます。正直近年のプライベートストックを購入されるよりも、サウンド面、稀少性ともに絶対にこちらのモデルが上です。”本物”のPRSをお探しの方は絶対にこの機会をお見逃しなく。