Providence Heartbreaker H-202TRSC 2013年製 See Through Red w/Vitalizer #10038
製作38本目の初期物。今剛氏も愛用する高い完成度を誇る一本が極上ニアミントコンディションにて入荷致しました。
国内外問わず多くのプロミュージシャンが愛用するProvidence。その最終セットアップにはゴッドハンドの異名をとる伝説のギターテック志村昭三氏によって施されるなど、素晴らしいコストパフィーマンスを誇るハイクオリティギターです。Providenceの前身となるDeceiverは宇多田ヒカルのバックギタリストでもあるプレイヤーズプレイヤー今剛氏が愛用し、その後音楽プロデデューサーでありパシフィクスの社長奥野猛氏、志村昭三氏を交えたコラボレーションによってProvidenceが誕生しました。
今回ご紹介させて頂く一本は、Providenceの産みの親の一人である、今剛氏の愛用でも知られるフラッグシップモデルHeartbreaker H-202TRSC。高音質&ローノイズのバイタライザー搭載モデルになります。加えて現在のように大量生産されていなかった最初期38本目に製作された初期物となります。
まずそのスペックとしては、厳選された杢目の強い良質なアルダーボディに、AAAAグレードの極上キルトメイプルを採用。フィニッシュはトップの杢目を生かすシースルーレッドとなっております。ネックにはトーンを重視したフラットソーン(板目)のメイプルにコントラストの強い良質なローズウッド指板をスラブ貼りにて採用。その他としてはホワイトパールのピックガード、GOTHO製ロッキングチューナー、GOTOH製ブリッジなどが挙げられます。
そして気になるサウンド面ですが、ピックアップにはオリジナルのピックアップeXpresso Ⅱ(T12&H3T1)を搭載。加えてパッシブならではの味わいのあるサウンドを損ねず、良い音質のまま力強い信号に変換するバイタライザーサーキットを搭載。テレキャススタイルならではの抜けの良いアタック感をもちつつ、中低域のふくよかな広がり&ロングサスティーンは流石プロ愛用モデルならではと感じさせてくれます。コントロールにはピックアップセレクター以外に各ピックアップのコイルタップスイッチ、バイタライザーのON/OFFスイッチを搭載し、シンプルながらも幅広いサウンドメイキングを可能とします。またどこのメーカーでも同じ事が言えますが、現行の同モデルと比較しても圧倒的に鳴りが違います。こちらの一本が非常に良く鳴るだけに大量生産してしまうと個体そのものの鳴りは低下してしまうと悲しく感じてしまいます。
また状態としてはピックガードの保護シールも残った極上のニアミントコンディション。極々僅かなスレ程度とヘッドのデカールが一部薄れていますが、フレットは99%残り、ネックコンディションも良好でトラスは初期調整でしか触られておらず、店頭展示の新品よりもコンディションは上です。ケースはオリジナルのギグバッグが付属致します。
今回こちらの初期物と、前所有者様より現行のモデルをお借りさせて頂き弾き比べましたが、別のブランドかと錯覚するほどの差に驚きました。今剛氏ファンの方のみならず、実戦的なプレイヤーの方には特にオススメの一本です。Providence社が本モデル発表の際に”戦闘力”をテーマに開発したというのが良く分かります。初期物に関しましてはそのクオリティからもまず市場に出ることはありませんので、お探しだった方、お気になりました方は是非この機会をお見逃しなく。
※表記の年式に関しましてはボディデイト等がありませんでしたので、ポットデイト(CTS)1347を基に表記させて頂いております。その為出荷は2014年の可能性もございます。