PRS 513 Rosewood Trem 2006BM w/Brazilian Neck&FB&HS Near-Mint "Marble Brazilian"
Paul Reed Smith(PRS) 513 Rosewood Trem 2006 Blue Matteo w/Brazilian Neck & FB & HS 4.09kg Near-Mint "Marble Brazilian"
強烈フィギュアドトップ、軽量個体、ダントツ人気のブルーマテオ。マーブル杢目の素晴らしいハカランダを採用した初期製作品。18年前の製作品とは思えない極上美品コンディションにて入荷致しました。
Paul Reed Smith社は1985年創業とギターブランドの中では新しくありつつも、世界的な大物プロミュージシャンを含む多くのギタリストに愛用され、現在ではFender社、Gibson社に肩を並べるほど、高い賞賛とその地位を築き上げました。その高いクオリティのサウンド、芸術品のようなルックス、高い演奏性によるモデルは、エレキギターの新しいスタンダードとして確立されております。
現在までに様々なモデルをラインナップしてきたPRSブランド。そのスペックごとに人気に大きく差が生まれますが、やはり一番の人気はブラジリアンローズウッド(ハカランダ)仕様と言っても過言ではありません。フラッグシップモデルとなるCustom 24に関しても所謂Vintage PRSと呼ばれる初期製作品は全てハカランダ指板を採用。(1991年まで)1996年に発表されたカスタムオーダーシリーズであるPrivate Stockにもその人気の高さから数多くハカランダ材が採用されてきました。その後2003年には各モデル(Custom22、Custom24、McCarty、Santana等)のハカランダ指板スペックとなるBrazilian Seriesが発表され、翌年2004年には贅沢にもそのハカランダ材をネックに採用したModern Eagleモデルと513 Rosewoodモデルが発表されます。
今回ご紹介させて頂くのは、カスタムオーダーラインを除いては最高峰に位置するモダンイーグルシリーズと同時期のリリーズにて、同じくハカランダ材をネック&指板に採用し、新たなピックアップシステムを採用した513 Rosewoodモデルの2006年製。強烈なフィギュアドトップに高い人気を誇るブルーマテオカラー、軽量個体、そしてマーブル杢目の素晴らしいハカランダを採用した上位モデル。極僅かな小傷と経年による塗装の僅かな白濁が見受けられるものの18年前の一本とは思えない年式を考慮すればニアミントと呼ぶに相応しい極上美品コンディション品になります。
まずそのスペックとしては、まずPRSの顔ともなるボディトップにはVintage PRSを彷彿させる霜降り系の極上フィギュアドメイプルを採用。加えてフィニッシュには特に人気の高いブルーマテオカラーを採用し杢目のポテンシャルを最大限に引き出します。ボディバックには薄っすらながらフィギュアドも感じられる良質なマホガニーを採用し、総重量は約4.09kgと同モデルの中では非常に軽量な個体となっております。もちろんボディトップ外周にはフィギュアドを活かしたナチュラルバインディング仕様となっております。そして本モデルの最大の特徴でもあるハカランダ仕様ですが、ネックには色濃いコントラストに特徴的な強い黒の杢目が走る水墨画の様な美しい材を、指板には非常に強い黒々としたコントラストに加えてローフレットにはマーブル調の激しく”うねる”杢目を持った極上材を、併せてヘッドの突板&トラスロッドカバーもマーブル調の極上ハカランダ材が採用された素晴らしい個体となっております。指板インレイも本モデルの為に開発された513バードデザイン、トラスカバーには”513”のインレイワーク、ヘッドにはお馴染みのシグネイチャーロゴがインレイ(それぞれ513ゴールド・マザーオブパール)にて施されております。また細部について、ナットは513モデル専用となるホワイトのスキャロップドナット(現在入手不可)、ネックシェイプはオールドの59スタイルを意識した太目の513プロファイル、チューナーも当時の新デザイン・グロメットとなるPRS Phase IIロック・チューナー、25 1/4”スケール、10”ラディアス、513フレット・ワイアー等々、本モデルならではの特別なスペックが多数挙げられます。
そして気になるサウンドですが、もはやハイエンドの枠を超えた超絶トーンに驚かされます。良質なマホガニー材ならではのコシのあるローミッド&倍音感に、上位グレードの極上フィギュアドメイプルによる唯一無二の絶妙なエッジ感、そして他とは別格の極上のハカランダネック&指板ならではの味わい深い音の奥行&音色は、現行のプライベートストックですらも再現出来ないであろう唯一無二のサウンドへと昇華しております。言わば50年代のレスポールバーストのような太い芯のあるハムサウンドで、かつ音の煌びやかさやロングサスティーンなどのクオリティを持ち、これこそPaul Reed Smithが求めた王道のヴィンテージサウンドとモダンなクオリティの融合だと感じさせてくれます。加えて513独特の幅広いサウンドメイキングを併せ持ち、特に下部にある3wayトーンセレクターが非常に秀逸で、切り替えはHeavy Hum/Clear Hum/Singleとなっておりますが、通常のコイルタップとは異なる純粋なシングルコイル出力を可能とすることで、今までのコイルタップモデルのシングルとは一線を画す素晴らしいサウンドを持ち、まさにオールマイティな一本となっております。
最後に状態としては、ボディトップのブリッジ下に針先で突いた程度のポツ打痕、角度によってようやく見える程度の非常に軽微なピッキングスクラッチ、その他細かなスレ程度こそ見受けられますが、その他目立ったダメージは無く、この年代のPRSによく見られる塗装白濁は非常に僅かとなっており、金属パーツの経年劣化も軽微で、18年前の製作品という年式を考慮すればニアミントと呼ぶに相応しい極上美品コンディションとなっております。演奏面としてもネックコンディションは良好でトラスロッドの余裕もございます。パーツ類に関しても変更歴の無いハンダバージンのフルオリジナルにて、付属品もコルグ発行の保証書、ハカランダの輸入証明書となるCITES(サイテス)、バードタグを始めとした一式が揃っており、もちろんケースもオリジナルハードケースが付属致します。
昨今のコロナ禍&円安に影響により楽器業界は全体的に高騰を続けておりますが、その中でもズバ抜けて高騰をしているモデルと言えばハカランダネック採用の初代モダンイーグルモデルにて、状態の良い個体では250万円前後となっております。今回の513モデルについても同じくハカランダネック&指板採用ということもあり、モダンイーグルモデルから遅れての高騰とはなりますが、現在3桁オーバー当たり前の相場感となっております。今回の一本については、その初期製作の513モデルの中でも非常に人気の高いブルーマテオカラーに加え、極上のブラジリアンローズウッド材、軽量個体、そして極上美品コンディションと、プレイヤーの方にもコレクターの方にもおすすめ出来る一本につき、適正価格としては130万円前後になるかと思いますが、こちら前所有者様からのご厚意もあり、同モデルでも使用感の強い個体の相場と変わらない非常にお値打ちな特別価格にてご案内させて頂く事となりました。間違いなく今後も更なる高騰が予想される一本となりますので、お探しだった方はもちろん、お気になりました方は是非この機会をお見逃しなく。
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“Antique”では他には無いサウンドを追及し、ヴィンテージギター、ハイエンドギターを中心としたラインナップで、みなさまの一生に残る大切なギター探しのお手伝いが出来ればと思っております。Fender、Gibson、Rickenbacker、Epiphone、Gretschなどのヴィンテージギター、Paul Reed Smith、Suhr、Tom Anderson、James Tylerなどのハイエンドギター、特別なビルダーによる唯一無二のギターを揃え、皆様にとっての特別なショップになれるよう日々成長していきたいと思います。