Recording king Carson Robison Model 1281 Sunburst 1936年製 EX+ Condition

345台生産のみとプリウォー期の中でも非常に稀少な一本。ナット交換以外は全てオリジナルかつ極上のコンディション。第二次世界大戦前の1929年から1943年の間にギターブランドとしてギブソンだけでなく、グレッチやリーガルなど大手ギターブランドに製作を受注していたMontgomery WardのギターブランドRecording King。中でもギブソンの担当したモデルは高級モデルが多く、内容としてはKalamazooメイドと同等のクオリティにて製作されていました。今回ご紹介させて頂くのは、カントリーのシンガーソングライターであり、カントリーミュージックの歴史の中で特に重要な人物となるカーソン・J・ロビソンのシグネイチャーモデルになります。モデルとしてはKalamazooのKG-14と同形のモデルとなります。（Gibson社においてはModel 1281のほうが格上とされています）まずスペックとしては、イースタン・スプルース（レッド・スプルース）トップに、ホンジュラスマホガニーサイド＆バック、ハカランダ指板にレクランギュラーのハカランダブリッジ、ファイヤーストライプのピックガード、ルーフヘッドにCarson Robisonのロゴ、19F/14Fジョイントなどが挙げられます。サウンド面としては流石プリウォー期ヴィンテージと頷ける、鳴りも枯れまくった抜群のヴィンテージトーンを奏でます。小柄なボディからとは思えないボリュームに、音抜けの良い空気感のある箱鳴り、味わい深い温かみのあるサウンドが魅力の一本です。近年のギターには決して出せない、実際に80年の歳月を経た個体だからこそ出せる素晴らしいヴィンテージトーンです。