Rickenbacker V-Series 325V63 1984年製 Jetglo 3.1kg Full-Original & Near-Mint
Special Beatles Gear。正規輸入品。 稀少なVシリーズ初年度となる1984年製の325V63。ワンオーナー&ほぼ未使用のニアミントの極上コレクタブルアイテムが入荷致しました。
1892年創立とGibson社やFender社を超える深い歴史をもつRickenbacker。中でも世界中を圧倒したモンスターバンド、ビートルズに愛された事でその名を絶対的なものにしました。
今回ご紹介させて頂くのはビートルズの中心的存在となるジョン・レノンのトレードマークとなる325モデル。元々はCapri 325というモデルにて1958年に発表されましたが、売れ行きが悪く、その後ビートルズのデビュー&ジョン・レノンの愛用によって一躍世界的に有名なモデルとなりました。1964年にはボディ構造の見直しに始まり、カラーチャートへJetglo(ブラックカラー)の追加、やアクセントビブラートユニットやコントロールの変更などを行い現在に至る”325”モデルとして再度販売されました。1964年の2月にはリッケンバッカー社の社長であるフランシス・C・ホール氏自身の手によって、ジョン・レノンの元へ2本目となる325が手渡され、その後すぐにエド・サリヴァン・ショーでデビューを果たし、1965年12月の最後の全英ツアーまで殆どこちらの2本目のみを愛用し続けました。325モデルについては1960年代後期には一旦製造が中止され、その後1970年代~1980年代初頭にかけて様々な仕様の物が販売されますが定着はせず、1984年に後のCシリーズの先駆けとなるVシリーズが発表されます。
今回ご紹介させて頂く一本は、そのジョンが最後まで愛用し続けた2本目となる325をリイシューしたVシリーズの初年度となる1984年製の325V63になります。
まずスペックとしては、セミホロウ構造にメイプルボディ&セットインのメイプルネック。指板にはヴィンテージを彷彿させる茶色のコントラストの厳選されたローズウッドを採用。その他としては、ドットマーカー、シャーラー製クルーソンタイプチューナー、アクセントビブラートユニット、2重構造となるホワイトのピックガードに、2ボリューム2トーン1バランスコントロール、ヴィンテージスタイルの3発のトースタートップピックアップなどが挙げられます。
そして気になるサウンドですが、これぞビートルズサウンドだと頷ける素晴らしいサウンドを奏でます。メイプル材特有の硬質でクリアな芯のあるサウンドに、ホロウボディのアコースティカルさが加わり、軽快で粒立ちの良い鳴りが楽しめます。出力面でもリッケンバッカー社拘りのトースタートップPUからは、高いレスポンスとサウンドクオリティを誇ります。また独特のビブラート奏法を可能とするアクセントビブラートユニット搭載により、幅広いサウンドメイクを可能とします。また殆ど使用されていなかったニアミント品であるに関わらず、34年の歳月が経過したことによって、ボディとネックの一体感による音抜けの良さや、こなれた枯れたヴィンテージサウンドは、近年のモデルでは決して味わえないサウンドとなっております。
そして極め付けはこのコンディションでしょう。前オーナー様がファーストオーナー様になりますが、コレクション目的を重視に購入された為、新品時と殆ど変らない極上のニアミントコンディションをキープ。ボディサイドに塗装チップを補修した極小のタッチアップが見受けられますが、その他は傷やダメージは一切無く、その為ニアミントと表記させて頂いております。プレイ面でもネックコンディションは非常に良好で、フレットは極僅かに減りはありますが、それでも9部山以上残っております。トラスロッドに関しては新品購入後より一度も触られていないとのことですが、現状トラスロッドカバーがヘッド部より剥がれなくなっているため、こちらでは確認しておりません。(無理にカバーを剥がすと、ありがちなカバーの塗装がヘッド部へ移行すると予想されます)勿論購入は日本代理店(リックス)を通した正規品で、当時の保証書やタグ、冊子類も全て揃っております。ケースもキーも付属するオリジナルのブラックトーレックスケースになります。
ビートルズの人気は現在でも国内のみならず、海外にも多くの熱狂的ファンがいることから、こちらのモデルに関しても現在生産していないこともあり、中古市場に出ればすぐ売約済みとなってしまう高い人気を誇ります。相場としては25~30万円前後となりますが、正規輸入品、初年度製作品に加え、新品購入時とほぼ変わらないニアミントコンディションをキープした一本の為、相場通りの価格設定ですが、それでも安いと感じて頂ける極上の一本です。お探しだった方はもちろん、お気になりました方、こんな素晴らしいコレクタブルアイテムが市場に出る事はまずありませんので、是非この機会をお見逃しなく。