SG Craft Journeyman Stratocaster ‘06年製 White Blonde w/ 1P Flame Neck #00021●
某プロミュージシャンの為に特注製作された一本。故佐久間氏によって製作された拘りの逸品が極上コンディションにて入荷致しました。
日本音楽業界において数々の偉業を成し遂げた、故佐久間正英氏。GLAYやJUDY AND MARYを始めとする本当に数多くの国内大物バンドのプロデュースをする傍ら、自身もベーシストとしてのミュージシャン活動を続けてきました。1990年代(一般販売は1998年から)にその佐久間氏によって当初はミュージシャンの為のオーダーギター・ベースを製作するプライベートブランドであるSG Crafts(Sakuma Guitar Crafts)が生まれました。
今回ご紹介させて頂くのは、SG CraftsのギターとなるJourneyman。現在販売しているものと違い、某プロミュージシャンの為に故佐久間氏自らが手掛けた通常オーダーの枠を超えた特別なスペックをもった一本になります。シリアルは200番台となる初期物です。
そのスペックとしては、50年代を意識した仕様となっており、まずボディ材には非常に軽量なアッシュ材が採用され、完全手作業での水性ラッカー塗装の為、サウンド面にはもちろん見た目にも味わいのあるヴィンテージルックスへと仕上げっております。またネック材には全体的に美しいフィギュアドフレイムの浮かび上がる素晴らしいメイプル材を1Pにて採用。ネックシェイプは50年代中期のようなソフトVで非常に手に馴染むプレイアビリティの高い作りとなっております。またその他の拘りとして、ピックガードは8点留めのアイボリー・パーロイドカラー、オリジナルのクルーソンタイプチューナー、ナットはグラフテック製、ジャック部も不具合の起きにくい物が採用されているなどの拘り抜いたスペックが確認出来ます。
そして肝心要のサウンドは、もはや驚愕の域に達しており、様々なヴィンテージ・リイシューモデルの中でも別格と感じさせてくれる素晴らしいトーンを奏でます。まず生鳴りで感じる個体の鳴りは鈴鳴りという言葉通りで、ただ大きく鳴るのではなく、美しく色めいた鳴りを感じさせてくれます。またピックアップにはLindy FralinのReal 54を搭載し、出力面ではストラト特有のジャキっとした歯切れの良いラウドなサウンドに、非常に味わい深い倍音が混ざり合い、一目惚れならぬ一聴惚れすること間違いなしです。クリーンでの魅了するトーンから、ドライブでの攻撃的なディストーションサウンドまで様々な貌を持った万能な一本と言えます。
状態としては、流石プロミュージシャン所有品というだけあって大切に使用されてきたことが分かる抜群の状態をキープ。塗装が非常に薄くなっており、塗装のトップに厚めのクリアなどが吹かれていない為、スレや小傷こそ見受けられるものの、ニアミント手前の美品コンディションといったところです。もちろんネックコンディションは非常に良好でトラスの余裕もあり、フレットも9部山程残っております。当時の直接オーダー時にはケースが付属しなかった為、こちらに関しては汎用のギグバッグが付属致します。
市場にまず出ることの無い佐久間氏によって製作された初期製作のJourneyman。その中でも初期のストラトモデルはプレミアが付き、現在までの市場では70万円オーバーで販売された履歴もございます。今回こちらの一本に関しては佐久間氏の手によって製作された初期物に加えプロミュージシャンの特注製作品ですが、なんとなんとの大特価にてご案内させて頂きます。お探しだった方も多いかと思いますが、是非このチャンスをお見逃しなく。