Valley Arts Pro USA 1992 Black w/ Birdseye Neck / Dark Rose-FB / FRT

Valley Arts Custom Pro USA 1992 Black w/ Birdseye Neck / Dark Rose-FB / FRT / Black Parts 22F “All-Black Rosewood Spec”
 
オールブラック＆ローズウッド指板＆FRTの激レアスペック。加えてハカランダの可能性を含め、採用材のグレードもズバ抜けて高い極上のCustom Pro USAモデルが入荷致しました。
 
1970年代中期に現Gibson Custom Shopの工場長であるマーク・マグワイア(Mike McGuire)氏とアル・カーネス(Al Carness)氏によって創立した伝説のブランドValley Arts。1980年代には世界的人気を誇るモンスターロックバンド”TOTO”のカリスマとして多くのファンを魅了し続ける凄腕ギタリスト、スティーブ・ルカサー(Steve Lukather)を筆頭にラリー・カールトンやリーリトナー、ロベン・フォードなどの超大物ミュージシャン達の愛用によってその名を世界に知らしめます。

今回ご紹介させて頂くのは、初期1990年代初頭に製作されたフラッグシップCustom Pro USAモデル。ソリッドバスウッドボディにブラックフィニッシュ、ブラックパーツのオールブラック仕様に加え、ハカランダの可能性もある程の極上ローズ指板にバーズアイフィギュアドがビッシリと入った強烈なネック材が採用された、レアかつ豪華極まり無い一本となります。

まずそのスペックとしては、ボディ材にはこの時期のハイエンドモデルではお馴染みの良質なバスウッドを採用し、全体的にブラックカラーにてフィニッシュ。ネック材には細かなバーズアイと角度によってギラつきを魅せるフレイムが混在した極上のフィギュアドメイプルを採用。そして極め付けは指板に採用されたローズウッドですが、非常に色濃いコントラストと”うねる”ような黒の杢目からもハカランダの可能性が非常に高い素晴らしい材が採用されております。（内部等にBrazilianやJacarandaの記載はございません為、確定的にはご案内致しかねてしまいます。）その他としては、指板ポジションマークには美しいパーロイドのドットマーカー、ブラックパーツに統一されたオールブラック仕様にて、Original Floyd Roseロッキングトレモロ＆ロックナット、Valley Arts刻印の入ったオリジナルチューナー、ツバ出しのジャンボサイズ22F仕様等、この時期のロックフリークを形にしたような非常にクールなルックスとなっております。ネックバックは前所有者様によってMusic Man Lukeを意識したような塗装のストリップが施されており、ルックスだけでなくサテンな仕上がりはプレイアビリティにも大きく恩恵を与えてくれます。

そして気になるサウンドですが、搭載されたピックアップはオリジナルのままにてEMG SA-1、SA-1、85を搭載しており、サウンド面でも近年のEMGとは別格と感じさせる素晴らしいトーンを誇ります。他のCustom Pro USAモデルではソリッドメイプルボディやメイプルトップ＆バスウッドボディにエボニー指板の個体が殆どとなりますが、こちらはソリッドのバスウッドボディ＆ローズウッド仕様となっており、より素直かつ倍音感やこなれた枯れたニュアンスを含む、このスペックならではの唯一無二の素晴らしいサウンドをアウトプットします。低域から高域まで繋がるように抜ける美しい鈴鳴りは30年の歳月を経てシッカリと熟成され、単純なストロークでも奥行のある枯れた味わいを感じさせてくれます。サウンドキャラクターとしては、煌びやかな高音域アクティブながらも耳に触る痛い音域が排除され、透明感のある美しい魅惑のトーンを奏でます。また中低域にしても非常にコシと太さがありながら、ドライブ時にも潰れる事なくズバっと決まるエッジ感を残し個体の芯の強さを前に押し出してくれます。言わばアクティブでありながらパッシブの味わいを含み、またエボニー指板とは異なった良質なローズならではのエッセンスを加え、正直他のハイエンドギターを含め、この上無いと感じさせる程の最高のサウンドを持った一本となっております。

最後に状態としては、僅かな打痕や小さなスレ、薄いバックルスクラッチ、ペン先で付いた程度の塗装チップが見受けられますが、30年前の一本という事を考慮すれば非常に状態は良く、充分に美品と呼べるコンディションとなっております。演奏面においてもネックコンディションは良好でトラスロッドの余裕もしっかりと残っており、フレットも大きな凹み無く8部山程残っております。パーツ類についてはピックアップ＆ポットの電装関係はオリジナルにて、他パーツも殆どオリジナルのままと見受けられますが、ジョイントプレートのみ無地のブラックパーツに換装されております。付属のケースは汎用のギグバッグとなります。※画像のハードケースは撮影用です。

Valley Artsの中でも特に高い評価を受けるCustom Pro USAモデルですが、本人の愛用でも知られるルカサーシグネイチャーモデルについては、その内容にもよりますが100～150万円オーバーと、凄まじい高騰を続けております。今回の一本についてはその王道のルカサースペックでは無いものの、オールブラック仕様のローズ指板モデル自体が過去の販売歴でも全く出てこない程に非常にレアなスペックとなっており、また上述の通り指板がハカランダの可能性も十分にある豪華極まりない希少な一本となっております。同様スペックの個体の販売歴が無いことから中古相場こそございませんが、適正価格としてはどんなに安く見積もっても50万円を切ることは無いかと思われます。今回こちら前所有者からのご厚意もあり、予想適正金額を大きく下回る非常にお値打ちな特別価格にてご案内させて頂く事となりました。非常にレアなコレクター向けな一本かつ、抜群のサウンドを持つプレイヤー向けでもある最高の逸品ですので、お気になりました方は絶対にこの大チャンスをお見逃しなく。

※年式につきましては、ネックデイト等が無くオリジナルのポットデイトが9238（1992年38週目の出荷デイト）となります為、1992年製と表記させて頂いております。その為製作年・出荷年につきましては、1993年以降の可能性もございます。
※コンディションにつきましては、年式を考慮すればA（美品）表記コンディションとなりますが、ネック裏の塗装剥がしリペア歴がございます為、B+表記とさせて頂いております。

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